2008年(平成20年) 3月15日(土)付紙面より
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促成栽培された山菜のタラノメの出荷作業が、庄内地方の栽培農家でピークを迎えた。鶴岡市黒川の秋山進さん(63)方のビニールハウスでは、節ごとに切られた幹がずらりと並び、青々としたタラノメの新芽が収穫されている=写真。
タラノメは「山菜の王様」とも言われ、促成栽培は庄内地方が発祥とされる。ここ数年では需要が右肩上がりに伸びている。現在の県内の出荷量は全国の6―7割を占めており、特に最上地方で盛んに栽培されている。
秋山さん方では5年前から促成栽培を始めた。転作田を利用して原木から栽培し、育った幹を節ごとに切りそろえた後、1―3月にかけてハウス内で芽出し作業を行う。
収穫作業は、秋山さんと妻の文さん(61)の2人で進める。昨年より2週間ほど早い1月20日すぎに出荷が始まり、今月上旬にピークを迎えた。関東方面を中心に約1万3000ケース出荷するという。
秋山さんは「昨年は強い風がなく、原木の葉が傷まなかったおかげで新芽が大きく育った。Lサイズを多く出荷できている」と話していた。
2008年(平成20年) 3月15日(土)付紙面より
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国際ソロプチミスト鶴岡(春山ゆう会長)は、認証20周年記念事業の一環として鶴岡市に太陽電池式電波時計を贈った。14日には、同市役所本所で贈呈式が行われた。
設置場所は市役所前の鶴岡羽黒街道沿いの花壇。高さはポールと土台などを含め地面から約5・6メートル。時計の上部に太陽電池パネル、電波を受信するアンテナを備え、常に正確な時刻を表示する。文字盤は発光し夜間でも視認性がよい。また、土台の前にはベンチとして利用できるプラスチック製の板を設置した。
この日の贈呈式にはソロプチミスト鶴岡の会員や市関係者など約20人が出席。春山会長、富塚陽一市長らがテープカットを行い、時計台の設置を祝った。春山会長は「20年間の活動に感謝を込めて贈らせていただいた。市民や観光客の皆さんのために末永く役立ってほしい」と話していた。
テープカットを行い、時計台の設置を祝った