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荘内日報ニュース
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2008年（平成20年） 4月1日（火）付紙面より
ツイート家計を直撃!! “４月パニック”次は食料品値上げ
ガソリン税の暫定税率の失効によりガソリンの小売価格の値下げと店頭の混乱を予想する「4月パニック」が話題となる中、穀物価格の高騰で身近な食品が4月1日から値上げされる。牛乳、しょうゆ、バターなど家庭で毎日のように消費される食料関連品も対象で、収入が頭打ちの家計を直撃する。庄内では原材料の高騰でラーメンなどを値上げする食堂もあり、ビール類とともにお父さんたちにも痛みを伴う新年度となりそうだ。
穀物価格の高騰は、世界的な原材料の高値が背景にあり、幅広い食品に波及する。輸入小麦の政府売り渡し価格が4月1日から3割引き上げられるため、製粉会社は業務用小麦を4月から値上げする。その影響で即席めんやパンのメーカーも5月以降は原料高を小売価格に転嫁することになりそうだ。
大手メーカーが4月1日からの値上げを打ち出している主なものは、牛乳、バター、食用油、しょうゆ、ジャム、はちみつ、ビール類など。乳酸飲料、チョコレートなどが続く。ほかに電気、ガス料金も全国的に値上がりし、家計を直撃する。
値上げを前にスーパーなどではまとめ買いに走る消費者が出るのではとの観測もあった。鶴岡市の共立社本部は「週末は値上げする商品が品薄になるといった混乱はなかった。値上げは3日以降になる予定だが、なるべく商品価格を凍結させ、組合員に還元したい」と、消費者離れを懸念する。
小麦の価格高騰により、庄内地方の食堂でも4月1日から値上げに踏み切るところが出てきた。
鶴岡市内の店主は「すべての原材料が高騰し、我慢と自助努力ももう限界。ラーメンをはじめほとんどのメニューを50円程度上げる」と話す。
鶴岡、酒田の両麺類食堂の組合とも「一斉の値上げはない。個々の店の対応」としながらも、4月中や大型連休明けの近い将来の値上げはあるとの見方を示す。
両組合によると、ラーメンなどの価格は1997年の消費税率引き上げ以降、10年余り据え置かれてきた。鶴岡市の組合加盟店店主は「10日ごろに十数％値上げする予定だが競争相手が増えており、なかなか難しい」と苦しい胸の内を明かした。
“お知らせで”消費者に食料関連品の値上げを伝えている
2008年（平成20年） 4月1日（火）付紙面より
ツイート「ゆざっとプラザ」完成祝う 新しいまちづくりスタート
遊佐町のＪＲ遊佐駅舎と「ゆざ元町地域交流センター」（愛称・ゆざっとプラザ）の落成式・オープニングセレモニーが31日、現地で行われ、工事の無事完成に感謝するとともに、利用者らの安全を祈った。
町の新しい玄関口、町中心街のにぎわいの再生拠点として同町が、旧遊佐駅舎跡地に整備した。鉄骨造り2階建て総床面積約800平方メートルで、総工費は約2億5890万円、昨年9月に着工した。
1階には切符や定期券などを販売する駅事務室、旅客通路など鉄道施設と、4月1日から試験運行が始まる町デマンド交通システムの管理・予約センター、切符販売などの委託を受けているＮＰＯ法人遊佐鳥海観光協会、町シルバー人材センターなど。2階には遊佐町商工会などが入った。
この日はまず、2階大会議室で落成式。関係者約50人が参列して神事を行い、玉ぐしなどを捧げて工事の無事完成に感謝した。引き続き正面玄関前でオープニングセレモニーを行い、小野寺喜一郎町長が「ここから新しい時代のまちづくりがスタートする。いろいろな情報を発信できることを期待したい」、ＪＲ東日本秋田支社の吉田幸一支社長が「地域の人々と一緒に歩みたいと、駅舎と公的施設の合築を進めている。この施設が町の発展につながれば」とあいさつした。
その後、この2人に地元住民ら計7人でテープカット。施設利用者らの全を祈った。
施設の完成を祝って関係者がテープカットした
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