2008年(平成20年) 4月16日(水)付紙面より
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鶴岡市馬場町の鶴岡信用金庫本部の屋上に15日、一足早くこいのぼりが登場し、地域住民の目を楽しませている=写真。
同金庫では、利用者から子供が成長して自宅で飾らなくなったこいのぼりを提供してもらい、1998年から毎年この時期に飾っている。
内川を彩るサクラとこいのぼりの共演を演出しようと、花見の時期に合わせて設置。本部棟屋上から本店営業部屋上に長さ約30メートルのワイヤーを取り付けて、大小12匹のこいのぼりを飾り付けている。こいのぼりは青空の下、春風を大きな体に受けて気持ち良さそうに泳いでいた。
同金庫では「市民の協力で毎年こいのぼりをあげている。これからも地域の子供たちが健やかに育つことを願い、続けていきたい」と話している。こいのぼりは来月2日まで設置する。
2008年(平成20年) 4月16日(水)付紙面より
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女優の小林綾子さんが15日、東京・新橋演舞場で7月に行われる舞台公演「おしん」のキャンペーンのため酒田市を訪れ、同公演をPRした。
「おしん」は1984、85年にNHK朝の連続テレビ小説として放映され、小林さんはおしんの子供時代を演じた。舞台は橋田壽賀子さんの原作・脚本、石井ふく子さんの演出で85年3月に初演され、今回は98年以来、7回目。松竹の製作で7月4―27日の約1カ月間、新橋演舞場で公演される。
小林さんのおしんの舞台への出演は98年以来、10年ぶりで、前回と同様に青年期のおしん役として、16歳で酒田の加賀屋に奉公に入り、20歳で結婚するまでを演じる。ほかに長山藍子さん、赤木春恵さん、山本陽子さん、前田吟さん、勝野洋さん、東てる美さん、庄内町出身の佐藤輝さんら豪華キャストが出演の予定。
この日、小林さんは松竹の関係者とともに、テレビドラマのロケ地となった酒田市の山居倉庫を訪れ、阿部寿一市長らの歓迎を受けた。
小林さんは歓迎セレモニーの中で、「酒田に来ると、『帰ってきた』という気持ちになる。おしんには特別な思いがあり、体の一部のよう。新たなイメージで取り組むので、山形の皆さんにも、あの感動を再びライブで味わってもらいたい」と舞台をPRし、「待ってるからな」と山形弁で呼びかけた。
また、「(10年前の)前回は実年齢で演じたが、今回は少し年上。若さを失わず、かつ深みのある演技をしたい」と役づくりへの抱負を述べた。
山居倉庫で舞台公演をPRした小林さん
2008年(平成20年) 4月16日(水)付紙面より
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NPO法人遊佐鳥海観光協会(庄司茂正理事長)は、鳥海山をはじめとする遊佐町内の名所・旧跡、「神泉(かみこ)の水」など湧水スポット、「アマハゲ」といった伝統行事や祭り、「岩ガキ」を代表とする農水産物などを一冊に網羅したハンドブック「あそぼう遊佐町」=写真=を発行した。
同協会は以前、鳥海山などを写真で紹介する1枚ものの「遊佐マップ」を発行。今回は、子供たちに「教科書にないもの」「本物」を地元の町でできるだけ知ってもらおうと、A5判16ページの冊子スタイルにした。同町は「誰がなんと言っても鳥海山」ということから鳥海山を2ページにわたって特集したほか、町内の伝承やウオーキングコースなど、従来のガイドブックやパンフレットになかったものも掲載した。
また「親しみやすさを感じてもらうため」(同協会)に写真は一枚も使わず、同町出身の木山由紀子さんが描いたかわいいイラストで、すべて紹介している。
1万1000部を印刷。JR遊佐駅舎内の同協会事務所、町役場、道の駅鳥海「ふらっと」、四季の森「しらい自然館」などで無料配布している。