2008年(平成20年) 4月26日(土)付紙面より
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鶴岡市長者町の新内川左岸の土手沿いに、黄色い赤カブの花が一面咲き誇り、道行く人たちを楽しませている。
長者大橋の上流約350メートル間に黄色の花じゅうたんが広がっている。同町老人クラブ「けやきの会」(長谷川睦夫会長)のメンバーを中心とした地元住民が、県の助成を受け、4年前から観賞用に赤カブの種をまいている。
今年の花は、昨夏にメンバー20人で草刈りなどを行い、土手沿い約1000平方メートルに種をまいたもの。今月20日ごろから咲き始め、ちょうど見ごろを迎えている。
けやきの会のメンバーは「新内川沿いは散歩コースにしている人が多く、喜んでもらっているようだ。黄色の花が一面咲くようになり、ゴミのポイ捨ても減った。“鶴岡一きれいな土手”にしていきたい」と話した。
黄色の花じゅうたんが広がる新内川沿い
2008年(平成20年) 4月26日(土)付紙面より
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鳥海山(2236メートル)の中腹を通り遊佐町と秋田県にかほ市を結ぶ山岳観光道路「鳥海ブルーライン」(延長約35キロ)が25日、開通した。待ちかねた行楽客らが早速ドライブ。芽吹き始めた木々の淡い緑と、県境近くに形成された「雪の回廊」を楽しんだ。
この日、遊佐町側では小野曽地区の旧料金所で開通式。神事でシーズン中の無事故と春山登山客らの安全を祈った。池田薫副町長が「鳥海山がますます認識されることを願う」とあいさつ。地元選出県議が祝辞を述べた後、鳥海山大物忌神社の伊藤眞垣宮司、NPO法人遊佐鳥海観光協会の庄司茂正理事長ら8人がテープカットした。
「夜明けごろから待っていた」という一番乗りの佐藤進さん(58)=酒田市本楯=に、町が記念の花束と花笠舞人形などを贈呈。鳥海太鼓の勇壮な演奏に送られ、パトカーが先導するパレードが秋田県側の鉾立駐車場に向けて出発した。
例年よりは少ないものの5合目の大平山荘(標高1000メートル)付近から上は約3メートルの残雪。雪の回廊になっている場所もあり、ドライバーらを楽しませていた。
路面凍結の恐れがあるため、午後5時から翌日午前8時までは当面の間、通行止めになる。
開通を待ちかねた行楽客が3メートルを超える残雪に囲まれてドライブ