2008年(平成20年) 4月30日(水)付紙面より
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鶴岡市のいこいの村で、チューリップが咲きそろい、青空が広がった29日、大勢の行楽客が繰り出し、散策を楽しんでいた。
いこいの村の広さ約50アールのチューリップ畑には、72品種約9万球のチューリップの球根が植えられている。毎年、大型連休に見ごろを迎え、県内外から大勢の行楽・観光客でにぎわう。
今年は、早咲きの品種が20日ごろから順を追って咲き始めた。黄色のゴールデン・エンパイヤー・ステート、赤色のドーバーやオックスフォード、桃色のピンク・インプレッション、覆輪系のアドレムなど早咲き、中咲きがすでに満開を迎えた。いこいの村によると、4月の気温が平年より高めに推移したため開花が一気に進み、例年より1週間ほど早いという。
うららかな陽気の下、家族連れなどが大勢訪れ、色とりどりに咲き誇るチューリップに囲まれながら写真を撮ったり、子供たちのはしゃぐ姿をビデオ撮影するなど、大型連休の1日を満喫していた。連休後半は遅咲きも満開を迎えそう。
いこいの村のチューリップが色とりどりに咲きそろい、大勢の家族連れでにぎわった
2008年(平成20年) 4月30日(水)付紙面より
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鶴岡市湯田川にある鶴岡市農協の直売施設で29日、名産の湯田川孟宗の直売が始まった。
金峰山に連なる湯田川地区の粘土質の赤土が孟宗の栽培に適しているうえ、温泉旅館らが小規模な竹林をきめ細かく管理し、肥料を与えることで軟らかくえぐみの少ない良質の孟宗が採れる。
直売所は、市農協湯田川孟宗部会が毎年旬の時期に開設している。鮮度が品質を大きく左右するポイントでもあり、「朝掘り」を求める人でにぎわう。今年は63人の生産者が登録している。
今年は、4月中旬から暖かい日が続いたことから、昨年より1週間早い「店開き」となった。午前6時半を境に生産者が次々と採れたての孟宗を持ち込み、農協のスタッフらがサイズごとに仕分けし、直売スペースに並べた。
例年になく早い「初掘り」となったためか、オープンの情報が行き渡らず、訪れる人も初日にしては少なかった。生産者は「収量は例年並みになると思うが、味は良い」と話していた。
直売は来月末ごろまで。当面は1日おきの開設で、5月3日以降は毎日、午前6時半から同7時半まで販売している。価格は大きさによって1キロ当たり500円から800円まで。
孟宗の名産地・湯田川で集荷が開始。たくさんの「初物」が持ち込まれた