2008年(平成20年) 4月9日(水)付紙面より
ツイート
鶴岡市の高館山でカタクリの花が見ごろを迎え、里山にも本格的な春の訪れを告げている。
カタクリは、ユリ科カタクリ属の多年草。比較的日光の差す広葉樹林に生え、早春のころに下を向いた薄紫や桃色の花を咲かせる。葉には帯紫色の模様がある。
国内では北海道から九州まで幅広く分布し、花は4月から5月にかけて見ごろを迎える。庄内地方では旧朝日村の「村の花」として親しまれ、シーズンに入ると下田沢地区の「かたくり園」や、国道112号沿いの月山あさひ博物村周辺などは一面にカタクリが咲き乱れる。
一足早く花を咲かせ見ごろを迎えた高館山のカタクリは、山頂に続く各コースの斜面で見られ、頭を垂らし、かわいらしい花を咲かせていた。
カタクリの花が見ごろを迎えている=鶴岡市の高館山
2008年(平成20年) 4月9日(水)付紙面より
ツイート
庄内地方の多くの小中学校で8日、入学式が行われた。新入生たちが希望と期待を胸に、学校生活をスタートさせた。
この日、庄内の小学校86校のうち34校、中学校は26校中10校で入学式が行われた。小学校は8、9日に集中しており、11日までに全校で行われる。中学校は7、8日に行うところが多く、9日まで全26校が行う。
鶴岡市立朝暘第二小学校(三浦洋介校長、児童550人)では、男子50人、女子41人の合わせて91人の新入生が、在校生や保護者たちの拍手に迎えられ体育館に入場。担任の先生に一人一人名前を読み上げられると、大きな声で「はいっ」と返事をしていた。
三浦校長が「1年生の皆さん、入学おめでとう。朝二小は人と仲良くするために大事なあいさつを頑張っています。皆さんも心のこもった気持ちの良いあいさつをしましょう。また、夢や目標に向かって頑張る人になってください」と祝福。
全校生徒が歓迎の合唱「ビリーブ」を披露した後、6年生の大場翔也君が「2年生から6年生まで、皆さんが入学するのを楽しみに待っていました。分からないことがあったらお兄さん、お姉さんが優しく教えてあげます。早く学校生活に慣れて楽しく一緒に遊びましょう」と歓迎のあいさつを述べた。
また、1、2年生の合唱「ドキドキドン一年生」も披露され、会場を埋めた保護者たちはわが子の晴れ姿を残そうとカメラやビデオカメラを向けていた。
大きな拍手の中、緊張した表情で入場する新入生=鶴岡市の朝二小