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2008年(平成20年) 5月1日(木)付紙面より

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鶴岡の春感じて観光客へアピール 「孟宗膳」「寿し御前」提供始まる

 鶴岡の旬の食材を使った郷土料理を提供する四季の昼御膳シリーズの第1弾「春風孟宗(はるかぜもうそう)膳」と「春風寿し御膳」が、市内の料亭、すし店でスタートした。本年度は当日予約が可能で利便性が向上。四季ごとに鶴岡の豊富な食を観光客に幅広くアピールしていく。市観光物産課では、地元産の孟宗が出始め、大型連休期間中や天神祭(5月25日)などで数多く訪れる観光客の利用に期待している。

 四季の昼御膳シリーズは、鶴岡を訪れる観光客の「昼食でおいしい旬の料理を味わえる店を紹介してほしい」との声を受け、鶴岡市体験型観光推進協議会(事務局・市観光物産課)が主体となって企画。昼御膳は2004年1月から開始、翌年には寿(す)し御膳が加わった。

 市観光物産課によると、昼御膳、寿し御膳とも認知度が高まり、昼御膳は07年度835件(06年度602件)、寿し御膳同628件(同568件)と、利用件数が増加している。

 内容は、春(6月5日まで)は孟宗汁や山菜、夏(7月10日―8月24日)はだだちゃ豆や岩がき、民田ナスの浅漬け、秋(9月13日―12月25日)は芋煮汁(11月下旬以降はサケの粕(かす)汁)、冬(1月9日―2月15日)は寒鱈(だら)汁や口細ガレイがメーン。これに季節ごとの食材を生かした料理が加わり、昼御膳はご飯、寿し御膳は地魚を中心とした握りずしをセットで提供。

 本年度は、前日までの予約から当日予約が可能とし、利用しやすくした。また、地酒は昼食のため飲む人が少なかったことから、別売りでの販売とする。これに伴い、大山地区の蔵元4社から鶴岡酒造組合加盟の蔵元9社に拡大し、好みに合わせて購入できるようにした。また、地酒が別売りとなったため、寿し御膳ではシリーズのチラシを持参した人に握り一貫をサービスする。

 昼御膳は1人前2500円、寿し御膳は同2100円。提供店舗は、孟宗膳がいな舟、大多喜亭、新茶屋、紅屋、大山楼、坂本屋、滝水亭の7店。寿し御膳が三幸、扇寿し、やまやす、千葉寿司、美都寿しの5店。問い合わせは市観光物産課=電0235(25)2111=へ。
          

観光客などに鶴岡の旬の味を提供する四季の昼御膳の「春風孟宗膳」
観光客などに鶴岡の旬の味を提供する四季の昼御膳の「春風孟宗膳」


2008年(平成20年) 5月1日(木)付紙面より

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太陽の恵みでおいしく 山菜の天日干し作業本格化

 鶴岡市の山あいの地区で、山菜シーズンの本番を告げる山菜の天日干し作業が道路沿いなどで行われている。

 天日干しは、保存や食用にするために伝えられてきた先人の知恵。道路端や庭にござを敷き、ゆでたコゴミやゼンマイ、ワラビなどを手でもんでいく。

 同市の田川から温海地域の山間部を走る国道345号や県道の沿線では毎年、5月になるとゼンマイ干しが始まる。今年は4月の好天で1週間近く早まった。

 田川地区の国道沿いでも女性たちがござを広げ、ゼンマイを干す作業に大忙し。「今年は山の幸は何でも早いようだ」と話しながら手を動かしていた。

 作業はもんでは干し、もんでは干しの繰り返し。晴天なら2日ほどでゼンマイの水分は完全に抜ける。もみ方次第で味も変わるだけに、真剣な表情で向かっていた。干し上がったゼンマイは出荷されるほか、正月料理や贈答品にも使われるという。

田川地区の山あいで山菜干し作業が本格化した
田川地区の山あいで山菜干し作業が本格化した



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