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2008年(平成20年) 5月13日(火)付紙面より

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水田に歓声響く 中平田小 はだしで手植え体験

 酒田市立中平田小学校(齋藤真里子校長、児童98人)の5年生16人が12日、学校近くの水田で田植え体験を楽しんだ。

 中平田公民館、PTAと連携した食農教育として毎年、各学年が年間を通じて農産物1種を育てる「1坪菜園」に取り組んでいる一環。今年は中平田地区農業振興協議会の協力で、小牧新田の齋藤二三郎さん(小牧)方の水田約2アールにはえぬきを手植えした。

 この日は青空が広がり、鳥海山、月山がくっきりと見える絶好の田植え日和。農業振興協議会のメンバーの齋藤元生さん(小牧)から「深く植えすぎると育たないし、浅すぎると雨で流される」などコツを聞いた後、子供たちははだしで田んぼに入った。「キャー」と歓声を上げたり、水田を跳びはねるカエルとたわむれながら、楽しそうに取り組んでいた。

 子供たちはバケツにも苗を植え、今後、水田のものと比較しながら成長を観察。秋には稲刈り、脱穀も行う予定。

 中平田地区では同じように地区農業振興協議会の協力で15日に若浜小の5年生、浜田小の5、6年生、富士見小の5年生がそれぞれ田植えを行う予定。
          

田植えを体験する中平田小の子供たち
田植えを体験する中平田小の子供たち


2008年(平成20年) 5月13日(火)付紙面より

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被害軽減に一役 鶴工生 カラスの捕獲用箱わな製作

 鶴岡市は10日、市内中心部のカラス被害対策として、赤川河川敷に新たな捕獲用トラップ(箱わな)1台を設置した。鶴岡工業高校(長谷川啓次校長)の昨年度卒業生たちが製作したもので、今年9月から本格的に捕獲のため使用される。

 市内中心部には毎年秋から冬にかけ、鶴岡公園をねぐらとする約2500―3000羽のカラスが飛来する。同公園周辺の各町内で電線や高層の建物に集団で止まり、フンなどをまき散らしている。カラス被害の軽減を訴える市民の声の高まりを受け、市は昨年度、カラスの数を減らすため捕殺に乗り出した。昨年9月、赤川河川敷など市内2カ所にトラップを設置した結果、年度末まで約200羽が捕獲された。

 鶴岡工業高ではカラス駆除の取り組みを聞き、昨年度の3年機械システム科有志12人が卒業課題として捕獲用トラップの製作を市に提案。正式に市からの依頼を受けて昨年11月中旬から作り始めた。授業時間や休日などを利用し、約3カ月かけて完成させた。

 製作したトラップは杉材とバインディングネットを使用したもので、長さ3・9メートル、幅2・7メートル、高さ3・6メートル。重量は約500キロ。中に置かれた餌を求めカラスが2カ所の入り口から入ると、取り付けられた針金で外に出られなくなる構造。

 この日の午前中、引率の教員とともに本年度の機械システム科3年生7人が、先輩が製作したトラップを赤川河川敷左岸に設置した。昨年、市が設置したトラップより約300メートル下流で、羽越本線鉄橋が通る付近。生徒たちは教員の指導のもとで次々とトラップを組み上げた。

 同校の新田勉実習教諭は「平らな場所ではないので設置が難しかったが、しっかりした形になった。本校でもカラスが教室に入ってきて、弁当を食べられる生徒もいるなど被害にあっている。捕獲の役に立てれば」と話した。

鶴工生が作ったカラスの捕獲用トラップ
鶴工生が作ったカラスの捕獲用トラップ



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