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荘内日報ニュース


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2008年(平成20年) 5月16日(金)付紙面より

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朝1、朝2小が垣根越え 広がるあいさつ運動

 鶴岡市の朝暘第一小学校と朝暘第二小学校の両PTAが取り組む「『1・2・SUN』あいさつ運動」が15日、両校周辺で行われた。

 同じ中学校区にある両校は、長者大橋を中間地点とした1本の市道沿いに立地している。両PTAは、基幹通学路として多くの児童・生徒が通行するこの市道を「あいさつロード」と名付け、学校の垣根を越えてあいさつの輪を広げるとともに、明るい地域を築いていこうと昨年から運動を繰り広げている。

 運動の名称は、朝暘一小の「1」、朝暘二小の「2」、太陽の「SUN」で明るい元気な活動を願うものにし、年2回の活動日を設けることにした。

 この日は通学時間前に、長者大橋で運動の出発式が行われた。朝暘一小の難波信昭校長、PTA「致道会」の齋藤生男会長、朝暘二小の三浦洋介校長、PTAの小池孝会長をはじめ両PTAメンバーなど約?人が集合。全員が握手を交わした後、大きな声で「おはようございます」を三唱して士気を高めた。

 その後、メンバーはそれぞれ校門前や道路沿いで運動を展開。プラカードを掲げて「おはようございます」と笑顔で子供たちに声を掛けていた。今年は?月中旬にもあいさつ運動が行われる。
          

朝暘一小と朝暘二小のPTAが連携し、今年も「『1・2・SUN』あいさつ運動」がスタート
朝暘一小と朝暘二小のPTAが連携し、今年も「『1・2・SUN』あいさつ運動」がスタート


2008年(平成20年) 5月16日(金)付紙面より

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肉筆画中心にゆかりの品 酒田市相馬樓「竹下夢二美術館」オープン

 「竹久夢二美術館」が15日、酒田市の相馬樓内にオープンした。新田嘉一平田牧場会長が所蔵する「からふねや」など夢二の肉筆画10点を中心に、版画や遺品のカメラ、写真、年譜など夢二ゆかりの品を常設展示。「夢二のすべて」を知ることができる貴重な美術館になっている。

 独特な美意識による「夢二式美人画」で知られ、大正ロマンを象徴する画家・竹久夢(1884―1934年)は酒田にもしばしば訪れ、200点ほどの作品を残した。

 夢二美術館は、新田会長が以前から設置を計画。数多い新田コレクションの中でも、全国的に人気が高い夢二の作品群を展示することで観光客を呼び込こもうと、相馬樓1階の一角を展示スペースに改装した。

 この日は、相馬樓の玄関前でオープニングセレモニー。関係者約100人が参加した。新田会長が「前から観光の目玉としてオープンしたいと思っていた。全国の夢二ファンを集め、酒田の活性化につなげたい」とあいさつした。市美術館の池田眞幸理事長、酒田商工会議所の齋藤成徳会頭らが祝辞。新田会長、JR酒田駅の古川静雄駅長ら11人がテープカットした。

 館内では夢二の孫で名誉館長の竹久みなみさん(74)=東京都東久留米市=が作品を解説。「みちのくに夢二の美術館ができ、孫としてうれしく思っている」と話していた。
 夢二美術館は相馬樓の入樓料(大人700円)で鑑賞できる。

夢二の作品を解説する竹久みなみ名誉館長
夢二の作品を解説する竹久みなみ名誉館長


2008年(平成20年) 5月16日(金)付紙面より

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荘内銀、北都銀 資本提携で基本協定

 荘内銀行(鶴岡市、町田睿頭取)と北都銀行(秋田市、加賀谷武夫頭取)は14日、それぞれ取締役会を開き、将来の経営統合を視野に入れた資本提携についての基本協定書を締結した。2010年4月をめどに両行が共同持ち株会社を設立して経営統合する。実現すれば、東北で初めて県境を越えた広域地域金融グループの誕生となる。経営統合後、両行は持ち株会社の傘下に入るが、合併せずに現行の名称で営業を続ける。

 同日午後、町田頭取が山形市の荘銀山形本部で、加賀谷頭取が秋田市の秋田県庁で会見し、経営統合を正式に発表した。資本提携は、北都銀行が今年8月中に80億円程度の優先株式を発行し、全額を荘内銀行が引き受ける。その後、両行による共同経営会議を設置して具体的な経営方針や事業戦略を検討する。持ち株会社の所在地や経営体制などは今後詰めていく。

 会見で町田頭取は「われわれ地銀は小さな銀行だが、それぞれ長い歴史と大事な顧客を有している。そのブランド力を生かし、スケールハンディをどう克服するのか。その答えが経営統合」と説明した。

 また、両行を合併せずに行名を残したままブランド力を生かす戦略を取ることについて、町田頭取は「オープンプラットフォーム型の地域金融機関持ち株会社を目指したい」と述べ、他行にも参加を呼びかけ、広域金融グループの拡大を目指す考えを示した。持ち株会社への他行の参加について、町田頭取は「それぞれの銀行には相性というものがある。親しい仲間の地銀には声を掛け、連携を深めていきたい」と述べた。

 両行は経営統合の利点として、隣県の地銀同士が双方の主体性を維持しながら規模拡大と営業地域の拡大を図れることや、本部機能維持費用、システム投資など重複する間接費用の削減効果などを挙げている。

 今回の経営統合は、3月下旬ごろから具体的な話し合いが始まったという。株式市場の低迷などで保有有価証券の評価損が拡大するなどした北都銀行が経営統合を展望した資本提携を持ちかけた。荘内銀行側も「前々から統合は夢だった」(町田頭取)だったため、話し合いが急進展したという。
 統合後の預金残高は、約1兆8000億円に上り、東北の地銀では6番目の規模。県内の地銀では、山形銀行の約1兆6000億円、きらやか銀行の約1兆1300億円を上回る規模となる。

 会見で町田頭取は「スケールへの渇望はあった。地域では県内一というブランドがものを言い、泣かされ続けてきた」と述べ、経営統合による規模拡大への思いを強調。共同持ち株会社のトップには、荘内銀行で新たに代表執行役会長に就く里村氏を推す考えを示した。

 一方、北都銀行の加賀谷頭取は「3、4年前から経営統合を模索していた。銀行を取り巻く環境が大きく変わる中で、ベストな選択をした」と述べた。有価証券評価損の拡大に伴い今年3月期の単体の自己資本比率は5・58%(前期比3・53ポイント低下)に低下する見通しとともに、期末配当を見送る方針も明らかにした。

 加賀谷頭取は、荘内銀行からの資本調達により、自己資本比率は8%台に回復する見通しを示し、「自己資本が充実することで積極的な営業展開が可能となる。いろいろな面で金融サービスが良くなる」と語った。



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