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2008年(平成20年) 5月22日(木)付紙面より

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いじめ撲滅へ共通認識 田川地区中学リーダー研修

 田川地区中学校リーダー研修会が20日、鶴岡市中央公民館で開かれ、鶴岡、庄内、三川3市町14中学校の生徒会執行部員が、より良い学校環境のあり方などについて考えた。

 田川地区各中学校の生徒代表が研修を通し、生徒会リーダーとしての資質向上や交流を通じた友情を深め合うとともに、各校が抱える学校生活での課題や生徒会運営などについて情報交換することを狙いに開催している。1971年度に旧鶴岡市で「市中学校幹部会議」として始まり、2006年度から現在の形となった。

 この日は、各校から生徒会役員6人ずつ、担当教員、校長など合わせて120人が参加。開会行事で櫛引中生徒会長の鈴木信吾君(3年)が「自分の学校の課題解決に向け、積極的に話し合い、今後の生徒会活動に役立てよう」と呼び掛けた。

 続いての講座では、庄内教育事務所の齋藤司指導主事が「私達の手で私達の学校を」の演題で講演した。

 この中で、齋藤さんは過去に赴任した中学校で「1000人でいじめについて考える会」を開催した生徒会執行部の活動などを紹介。学校の課題解決に向けて執行部が生徒全体や先生たちを説得し一体となって取り組むには、▽意志のある所に伝統が生まれ、育つ▽思いを持つことからすべてが始まる▽思いを伝える努力が必要▽人間の武器は話し合いと活動―などを重要とした。そのうえで齋藤さんは「皆さん、自分自身に廊下を正義が大手を振って歩いているか問いかけてほしい。そうしたことで、庄内の中学生すべてが幸せになるような生活を送ることにつながる」と呼び掛けた。

 また、午後からは6つの分科会で「いじめのない温かい学校づくり」「授業態度向上」「特色あるボランティア活動」などについて意見交換。特に、いじめ問題については「いじめをしない、ひとりにさせない、悪い心をつくらない」とするスローガンを決め、各校が共通認識をもって実態に合わせて撲滅に取り組む。

鶴岡・田川地区全14中学校のリーダーが生徒会運営などについて学んだ
鶴岡・田川地区全14中学校のリーダーが生徒会運営などについて学んだ


2008年(平成20年) 5月22日(木)付紙面より

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5高等教育機関 連携強化へ 庄内開発協パンフ作製 地域産業振興にも期待

 庄内開発協議会(会長・阿部寿一酒田市長)は、庄内地域の5つの高等教育機関の研究者と専門分野、研究内容などを紹介した産学官連携促進パンフレット「庄内地域高等教育機関の知的パワー」を作成した。5教育機関の基礎データや研究者を一冊にまとめたものは初めて。各教育機関同士や地元企業などとの連携推進に役立ててもらう。

 紹介しているのは、山形大農学部、鶴岡工業高等専門学校、慶應義塾大先端生命科学研究所、東北公益文科大、県立産業技術短大校庄内校の各高等教育機関。

 庄内地域では、こうした教育機関が集積する特性を生かそうと同協議会が中心となり、各種の産学官連携事業を展開してきた。

 しかし、教育機関個々による企業との取り組みが主体だったこともあり、各教育機関同士の横のつながりなど、広がりを求める声が行政や教育機関、企業から出されていた。

 パンフレットはA4判27?。メーンの研究者紹介では計44人を掲載。産業活性化やまちづくりなど、地域振興につながる研究を行っている人を各教育機関が推薦した。

 内容は、各研究者の専門分野や研究内容、産学官連携で取り組みたいテーマ、提供できるノウハウや知見をはじめ、意気込みやPRなどのコメントを1ページに2人ずつ写真付きで紹介している。また、各教育機関紹介では、主な研究教育分野、研究者数、産学官連携窓口などを基礎データとして掲載した。

 計2000部を作成。庄内5市町の担当部門で無料配布している。同協議会事務局は「パンフレットをきっかけに、これまでつながりの薄かった教育機関同士や企業の連携が新たに進み、地域の産業、くらしなどの振興に役立てば」と利活用を呼び掛けている。

庄内地域の高等教育機関研究者を紹介したパンフ
庄内地域の高等教育機関研究者を紹介したパンフ



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