2008年(平成20年) 5月23日(金)付紙面より
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鶴岡市の摩耶山ろくの“米・水・人”にこだわった地産地消のオリジナル限定酒「摩耶山」を仕込む酒米の田植え作業が22日、越沢地区で行われた。
同市温海地域の酒小売店で組織する「温海酒徳会」(佐藤満也会長、約20店)が“ご当地”の酒として2006年度産から取り組んだ。地元の生産者が摩耶山ろくの清水を引いた水田で酒米をつくり、東北銘醸(酒田市)が酒造りを担った。今年2月に販売開始した「しぼりたて原酒摩耶山」(2000本)は、2カ月半で完売した。
この日は、佐藤会長や東北銘醸の担当者らが立ち合い、田植え作業が行われた。標高450メートル付近の郷清水付近にある五十嵐武さん、伊藤右一さん、野尻善男さんの田んぼ計1・2ヘクタールに酒米となる「はえぬき」を植えた。佐藤会長は「来年は内陸や県外にも販売を拡大していければ」と話していた。
摩耶山ろくの水田で酒米の田植えをした
2008年(平成20年) 5月23日(金)付紙面より
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鶴岡市民と友好都市の東京・江戸川区民とによる「鶴岡江戸川友好交流演奏会」が来月22日、鶴岡市文化会館で開かれる。演奏会の中心となる鶴岡江戸川交流合唱団(滝沢元会長)は毎週、本番に向けて練習を重ねている。
交流演奏会は、旧鶴岡市制施行80周年と江戸川学童疎開50周年を記念して1994年に同市で初めて開催した。以来、両市区が会場を交代しながら1年に1回、演奏会を開き、交流の輪を広げている。
12回目を迎える今回は、鶴岡江戸川交流合唱団と江戸川第九を歌う会、女声アンサンブル「ろすまりん」、鶴岡南高校音楽部など総勢約200人がステージを彩る。
また、指揮者には東京音大・同大学院講師の船橋洋介さん、演奏はNHK交響楽団団友オーケストラ、ソリストは新庄市出身の田中麻理さん(ソプラノ)はじめ、藤牧正充さん(テノール)、浅井隆仁さん(バリトン)の3人を迎える。
当日のステージは2部構成で、第1部はフォーレ作曲「レクイエム」を合唱する。第2部はヴェルディ『トロヴァトーレ』より「アンヴィル・コーラス?朝の光がさしてきた?」など4曲を合唱。また、NHK交響楽団団友オーケストラがロッシーニ『ウィリアムテル序曲』より「スイス軍の行進」など、イタリア歌劇を2曲演奏する。
鶴岡江戸川交流合唱団は毎週土曜日に市青年センターで練習を行っており、17日は約50人のメンバーが集まった。鶴岡北高の音楽教諭・百瀬敦子さんがハモリ部分の注意、発音や呼吸などを指導しながら、約2時間にわたって全体の声合わせやパート練習に取り組んだ。
当日は午後1時開場、同1時半開演で全席自由。前売り券は一般3000円、高校生以下1500円(いずれも当日は500円増し)。チケットは荘内日報社=電0235(22)1480、滝沢眼科=電0235(25)2533=で取り扱っている。問い合わせなどは演奏会実行委員会の河野さん=電0235(22)4349=まで。
演奏会本番に向けて練習を重ねる鶴岡江戸川交流合唱団