2008年(平成20年) 5月28日(水)付紙面より
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鶴岡市立藤島中学校(池田芳郎校長、生徒356人)の2年生が26日、学校近くの藤島体育館などで奉仕活動を繰り広げた。
働くことの大切さや楽しさを体験するとともに、地域の人とふれあい、考え方や生き方を学んでもらおうと実施。今回は藤島体育館と特別養護老人ホーム・ふじの花荘の2カ所で清掃ボランティアを中心に活動した。
この日は生徒132人が参加。11グループに分かれ、同荘の窓ふきや体育館の照明器具、ロッカールーム、観覧席の清掃や駐車場のライン引きなどを行った。
このうち、体育館のアリーナで行われた照明器具の清掃では、天井からワイヤーでつるされた照明や電球部分の汚れをぞうきんを使ってきれいに落としていた。
また、同校では生徒たちが中心となり、中国の四川大地震とミャンマーのサイクロン被災者に対する募金活動を校内で繰り広げ、5万4343円の善意が集まった。義援金は?日に郵便局を通して日本赤十字社に贈った。
照明器具の清掃を行う藤島中生
2008年(平成20年) 5月28日(水)付紙面より
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鶴岡市小波渡の国道7号「鯵ケ崎トンネル」拡幅工事の安全祈願祭が27日、現地で行われ、関係者が工事期間中の安全を願った。
鯵ケ崎トンネルは1964年に供用が開始された。歩道幅が1・2メートルと狭く、上り車線側だけに設置されている。このため通行者同士がすれ違う際にぶつかる危険があった。また、トンネル口径が小さく大型車がトンネルの壁面部分に車体をこする事故も発生している。
このため、国土交通省酒田河川国道事務所は今年3月に拡幅工事に着手。トンネルの下り車線側を全長305メートル、幅1・4メートルにわたって掘削。歩道幅員2・5メートル、車道幅員6・5メートル(片側3・25メートル)に拡幅整備する。来月2日から本格的に掘削作業に入り、本年度中の完成を予定する。総事業費は約27億円を見込む。
この日、鯵ケ崎トンネル南側坑口部駐車帯で行われた安全祈願祭には同事務所や地元住民、工事関係者ら約30人が出席。関係者らが玉ぐしなどをささげ、工事の安全を祈願した。同事務所の俵谷祐吉所長はあいさつで「円滑な交通を確保するため住民のニーズに応えた、必要な道路整備を行いたい」と述べた。
拡幅工事が行われる鯵ケ崎トンネル