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2008年(平成20年) 5月31日(土)付紙面より

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伝統芸能「黒川能」知って 下座能太夫・上野さん魅力語る 山添高

 鶴岡市の山添高校(佐藤正二校長、生徒181人)で29日、黒川能に関する講話が行われ、1年生が地元の伝統芸能について学んだ=写真。

 同校では、「山添高独特の授業」として昨年6月から1年生を対象にした総合学習「黒川能についての学習」の取り組みを開始。本年度は王祇会館や春日神社の見学、水焔の能(7月)の会場設営ボランティアなど、5月から来年2月まで10回の学習が予定されている。

 今回は、黒川能下座の能太夫で豊浦中学校長の上野由部さんを講師に招き、黒川能の魅力について1年生64人が学んだ。

 上野さんは「黒川能はおよそ550年前の室町時代から、春日神社の氏子たちが伝えてきた。現在、黒川地区の約250世帯が氏子で、このうち能役者を務めるのは両座とも70人ほど」と説明。黒川能最大の祭り・王祇祭や子供たちが舞う「大地踏」の意味などについて解説した。

 講話の終わりに上野さんは「黒川能を学ぶことで昔から伝わるものを理解し、自分が目指すものに活用してほしい」と呼び掛けていた。

画像(JPEG)


2008年(平成20年) 5月31日(土)付紙面より

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自立目指し決意新た ニューファーマー育成事業 若手らの研修スタート

 酒田市の「ニューファーマー育成支援事業」の開講式が30日、市役所で行われ、新しい作物に取り組む若手農業者や、脱サラして新規就農しようとする人たちが1年間の研修への決意を新たにした。

 この事業は旧市が2003年度から続けている。先導的農家の指導者のもとに通い、生きた技術、知識を学ぶもので、研修時間は新技術習得支援コースが年間延べ600時間(延べ75日間)、50歳以上を対象にした中高年層就農支援コースが300時間。昨年度まで38人が修了している。

 本年度の研修生は、新技術コースが20、30代の6人、中高年コースが50代の1人の計7人。それぞれ希望に応じてストックや葉ボタンなどの花き、イチゴ、赤ネギなどの栽培を学ぶ。

 開講式では中村護副市長が研修生一人一人に研修生決定通知書を手渡し、「安全、安心の技術、販売ノウハウとともに、仲間づくりを含めて学び、営農を確たるものにして」と激励した。

 来賓としてあいさつした市農業委員会の五十嵐直太郎会長職務代理者は「長く続け、親とのかかわり、地域や組織との交わりを学んで。今は世界的な食料不足などで農業に新しい風が吹き、チャンス」と激励。昨年度の研修生の渡辺桂さん(鶴田)は「生産物を通して生活設計、人生設計、人生観を養うことを学んだ。恥ずかしがらずに何でも聞くことが大事」とアドバイスした。

 研修生たちは1人ずつ、「来年から自立できるように頑張りたい」「楽しめる農業を目指して頑張る」など決意を述べた。高橋直希さん(21)=飛鳥=は「昨春から本格的に取り組み始めた赤ネギを中心に農業をやっていく」と本格就農への新たな決意を語っていた。

中村副市長(左)から決定通知書を受け取る研修生
中村副市長(左)から決定通知書を受け取る研修生



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