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荘内日報ニュース
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2008年（平成20年） 5月4日（日）付紙面より
ツイート涼と大地の恵み求め“水くみメッカ”にぎわう 鳥海山の湧水たたえる湯の沢霊泉
5月に入り気温が25度を超える「夏日」が続く中、酒田市市条のわき水スポット・湯の沢霊泉は、ひと時の「涼」や「大地の恵み」を求める市民や行楽客らでにぎわいを見せている。
湯の沢霊泉は、八森温泉「ゆりんこ」の入口近くにある。「水筒いらずの山」と呼ばれる鳥海山の湧水（ゆうすい）の一つで、古くから「不老不死の名水」といわれている。
同市観光協会八幡支部が整備した東屋や駐車場があることに加え、市街地から10分ほどで行けることもあり、いずれも遊佐町内にあるわき水スポット「鳥海三神」「胴腹滝（どうはらのたき）」などと並び、水くみの“メッカ”となっている。
ペットボトルの開き容器数本を抱えながら水をくみに来る人のほか、ジョギングやウオーキングの最中に寄りひしゃくで飲んでいく人の姿も。酒田市法連寺から訪れた男性は「お茶を入れたり、ご飯を炊いたり。大型連休になると、行列覚悟だ」、同市錦町一丁目から月に2回ほどくみに来るという男性は「休日ともなると、20リットルも入るポリタンクを持ってくる人もいる。そういうときは夕方から夜にかけ来ることが多い」とそれぞれ話していた。
2008年（平成20年） 5月4日（日）付紙面より
ツイート子育て支援ガイドブック「おおきくなあれ」 “改良”08年度版完成
鶴岡市子育て支援推進委員会（須田るり委員長）発行の子育て支援ガイドブック「おおきくなあれ」の2008年度版が完成した。利用者の声を取り入れ、大きさを従来の半分のＡ5判に変更し、バッグに入れて持ち歩けるサイズとするなど使い勝手を良くした。今月7日以降、市役所本所、支所の関係窓口などで配布される。
ガイドブックは、子育てに役立つ身近な情報をまとめた冊子。市と子育て支援にかかわる関係機関で構成している同推進委員会が、旧市時代の2004年度に「子育ての各種情報が一つにまとまったものがほしい」との声を受け、乳幼児や初めて子供をもつ人、転入者などが安心して子育てする手助けとなるものとして作製した。新市発足後は、旧町村部の情報を加えるなど更新し、年度ごとに改訂版を発行している。
内容は、出産、子育て、幼稚園と保育園の施設、相談機関や遊び場の一覧、まめ知識の計6編と、各地域のマップ、行政の問い合せ先一覧で構成。児童手当など各種制度、一時保育や夜間保育、出張託児、子育てサークルといった各種保育サービス・サポート事業、庄内児童相談所や家庭児童相談室、産科や小児科の医療機関や幼・保育園、病気やけがの応急処置といった各種情報を掲載している。
本年度版の特徴は、サイズを従来のＡ4判の半分に縮小しハンディタイプとしたこと。さらに、巻頭に各編がどのページから始まるかの見出し（インデックス）、鶴岡地域中心部以外の医療機関や幼・保育園、福祉施設などを記した旧町村ごとのわかりやすいマップを新たに加えた。
市社会児童課では「利用しているお母さんたちや市社会児童課職員から寄せられた『大きくて持ち歩くのに不便』『見出しがなくて情報を探しにくい』といった意見を取り入れ、使いやすさを追求した。いっそう子育てに役立ててほしい」と話している。
ガイドブックは約3500部を印刷。本所・支所関係各課の窓口で配布すほか、小児科、産婦人科の開業医、幼・保育園、希望する企業に設置する予定。
2008年（平成20年） 5月4日（日）付紙面より
ツイート水田にエンジン音 庄内の田植え本格化 大型連休後半
大型連休が後半に入り、庄内地方では田植えが本格的に始まった。五月晴れの青空が広がった3日、酒田市内の田んぼでは、「種まきじいさん」が現れた鳥海山をバックに、田植え機を操る農家の姿が見られた。
同市こあら一丁目の佐藤繁雄さん（71）、良子さん（67）夫妻は、自宅近くの田んぼでこの日から田植え作業。例年、「息子夫婦が休みになって、孫の面倒をみなくても済む」（良子さん）この時期に植えているという。
佐藤さん方では約3ヘクタールの田んぼで、はえぬきとひとめぼれを栽培。繁雄さんは「コメの値段が上がってほしい」と話しながら、6条植えの機械ではえぬきの苗を植え付けていた。
庄内みどり農協によると今年、種まきの時期は平年並みだったが、このところ気温の高い日が続いたため苗が伸び、平年より4、5日早く田植えに適したサイズに育った。このため同農協では、田植えは大型連休中にかなり進むとみている。
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