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荘内日報ニュース


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2008年(平成20年) 5月9日(金)付紙面より

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地域の特産物を守ろう 湯田川孟宗防犯パトロール

 孟宗(もうそう)の産地で知られる鶴岡市湯田川の竹林で8日、地元の湯田川駐在所連絡協議会(加藤勇会長)などのメンバーが防犯パトロールを繰り広げた。

 同地区ではここ数年、個人管理の竹林から孟宗が盗まれる被害のほか、孟宗を生育するために欠かせない「親竹」も盗まれたり、折られてしまうなどの被害が発生、深刻化しているという。

 今年も地物として人気が高い湯田川孟宗が本格的な収穫期を迎え、「地域の特産物を自ら守る」という自主防犯意識の向上を図ろうとパトロールを実施することにした。

 この日は同連絡協議会や鶴岡警察署、竹林の所有者など約15人が参加。同地区の南部に位置する通称「御殿山」周辺の竹林を巡回し、「竹林の中に入らないでください」と記された啓発看板を立て、盗難防止を訴えた。

住民たちが地元の特産を守るため、防犯パトロールを展開した
住民たちが地元の特産を守るため、防犯パトロールを展開した


2008年(平成20年) 5月9日(金)付紙面より

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児童へ居場所提供 放課後子ども教室 上郷地区皮切りにスタート

 地域の児童たちに放課後の活動拠点を提供する「放課後子ども教室」が7日、鶴岡市上郷地区でスタートした。上郷コミュニティセンターを主な活動場所とし、学習や遊び、世代間交流を行いながら、地域ぐるみで子供たちの安心・安全を守る。

 放課後子ども教室は、鶴岡市が進める「鶴岡放課後子どもプラン」の一環。同プランは厚生労働省が実施する「放課後児童健全育成事業」(学童保育)と、文部科学省が実施する「放課後子ども教室推進事業」を一体化または連携して実施する総合的な放課後対策事業。

 放課後子ども教室推進事業は、市教育委員会の主導のもとで児童の放課後の安全・安心な居場所作りを進めるとともに、子供たちの遊び・学習・地域交流などの活動を通して、地域教育力の活性化、子供たちの社会力向上などを目的とする。

 鶴岡市では昨年度、朝日小学校区で年間11回の放課後子ども教室が実施されており、本年度は上郷、加茂、東栄、渡前、櫛引西、朝日の6小学校区で実施される。

 このうち、上郷地区では昨年10月から放課後子ども教室の実施に向け取り組みを開始。同地区自治振興会(佐藤憲一会長)と、同地区の各団体関係者など19人でつくる運営委員会(五十嵐進委員長)が主体となり、地域住民に協力を呼びかけてきた。

 同地区放課後子ども教室は、上郷小の全児童が対象で、両親が共働きの児童など希望者の登録制。本年度は1―5年生19人が登録した。上郷コミセンを主な活動拠点とし、平日は下校後から午後6時半まで、土曜日や休日の振替日は午前8時半から午後6時半まで教室を実施する。本年度は長期休暇を除いて年間約220日の実施を目標とする。年間を通しての放課後子ども教室の実施は県内でも同地区が初めて。

 活動内容は、宿題を終えた後に昔遊びやスポーツ、教育ビデオ鑑賞、地域交流活動のほか、児童たちが自主的に考えた活動も行う予定。教室には地域住民による42人の見守り協力員(安全管理員)が常駐し、一日2人ずつ(土曜日は午前、午後で計4人)の交代制。

 この日、上郷コミセンで放課後子ども教室の開設式が行われ、本年度登録した児童や運営委員、保護者など約40人が出席した。事業主体者あいさつ、来賓祝辞に続き、児童を代表して上郷小5年の五十嵐友彦君が「地域の人たちに感謝しながら、教室の約束を守り過ごします」と誓いの言葉を発表した。

 続いて、教室の1回目の活動として学習支援協力員の長谷川澄子さん(鶴岡市水沢)による手品教室が開かれた。長谷川さんが割りばしや卵を使ったマジックを披露すると、児童たちは目を丸くして驚き、歓声を上げていた。

 上郷地区のほかの各地区では今後、それぞれの状況に応じて順次、教室が実施されるという。

上郷地区で「放課後子ども教室」がスタート。地域ぐるみで子供の安全・安心を守る
上郷地区で「放課後子ども教室」がスタート。地域ぐるみで子供の安全・安心を守る



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