2009年(平成21年) 8月2日(日)付紙面より
ツイート
酒田地区広域行政組合の「一日消防士体験勤務」が1日、酒田市大浜一丁目の同組合消防署西分署で行われた。管内1市2町の男女児童が参加。救急法や消火訓練などを体験した。
消防業務に理解を深めてもらうとともに、防火意識の高揚を図ろうと、学校が夏休みに入った毎年この時期に実施している。
この日は、酒田市と庄内、遊佐両町の小学3年生から6年生まで計23人が西分署に集合。制服に着替え、「少年消防士」に変身した後、「一日消防士」の辞令を受け取った。
消防車などの車両点検と出動訓練を見学した後、救急法の学習。消防職員の指導で三角巾を包帯のように活用する方法などを学び、2人1組になって実際に互いの手当てをしてみた。また、放水や救助、はしご車、消火の各訓練を4班に分かれて体験し、消防士の仕事の大変さを身をもって学んだ。
父親が消防団員で自分も学校の消防クラブに入っているという富樫和史君(11)=立川小6年=は「学校でも訓練しているので、三角巾は上手に結べた。将来は消防士になりたい」と目を輝かせながら話していた。
2人1組になり三角巾を使った救急法を体験