2009年(平成21年) 3月15日(日)付紙面より
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庄内地方の中学校8校で14日、卒業証書授与式が行われ、卒業生が3年間の思い出を胸に学びやを巣立った。
庄内地方の中学校では14日に鶴岡・田川地区の8校、15日に2校、16日は酒田・飽海地区を中心に16校で卒業式が行われる。
このうち、鶴岡市立鶴岡第五中学校(田中亮一校長、生徒407人)では、田中校長が136人の卒業生一人一人に卒業証書を手渡し、「卒業生は五中の歴史に輝かしい1ページを刻んでくれた。これまでの3年間を土台にして明るい未来に羽ばたいてください」とはなむけの言葉を送った。
在校生の送辞に続いて、卒業生を代表して富樫尭史君が「これから悲しいことや苦しいことがあると思うが、五中生の誇りを胸に、前に向かって進んでいきます。支えてくれた皆さん、ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えた。
最後に卒業生が、「青葉の歌」「大地讃頌」「巣立ちの歌」を力強く歌い上げ、旅立ちに決意を新たにした。
卒業生が思い出と希望を胸に学びやを巣立った=鶴岡五中
2009年(平成21年) 3月15日(日)付紙面より
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全国で定額給付金の支給が始まり、庄内の5市町でも支給に向けた準備作業が本格化している。庄内で最も早く年度内の今月31日の支給開始を予定する三川町は13日、町内の全世帯に申請書類を発送。人口規模の大きい鶴岡、酒田の両市では酒田市が4月中旬に1回目の振り込みを予定するなど、各市町とも4月下旬までには支給が始まる見通し。一方、給付金に合わせ、地元での消費を促すプレミアム商品券も各商工会議所・商工会を主体に鶴岡、酒田、庄内、三川の4市町で発行される予定で、地域経済の活性化につながるか注目が集まる。
庄内で最も早く支給する三川町では13日午後、申請書類が入った2209通の封筒を日本郵政鶴岡支店・三川集配センターの職員2人に依頼。14日にはほとんどの世帯に届く予定で、19日から申請書類の受け付けを始め、31日に1回目の振り込みを予定。担当者は「人口規模が小さく、申請の必須条件を通帳のコピーのみとして事務作業を簡略化したので年度内支給に間に合った」と話す。
残る4市町では、早い順に、庄内町と遊佐町が4月17日の支給を計画。人口規模の大きい鶴岡、酒田の両市では、酒田が4月中旬、鶴岡市では4月下旬にそれぞれ第1回の振り込みを予定している。規模の大きい自治体では金融機関口座の本人確認などに時間がかかるとみられる。
一方、住民の消費意欲を喚起しようと、協賛する地元店のみで利用できるプレミアム商品券の発行も目白押しだ。各商工会議所・商工会が事業主体となり、10%から最大で20%のプレミアムを付ける。プレミアム分を除いた発行規模では、鶴岡商工会議所と出羽商工会が連携して総額2億円の発行を5月に予定し、4月中旬の発行を予定する酒田商工会議所は1億8200万円(プレミアムはいずれも10%)。20%のプレミアムを付ける庄内町商工会では総額1億円を来月と7月の2回に分けて発行する予定。
大規模商業施設を抱える三川町では、出羽商工会三川支所が事業主体となり、15%のプレミアム付きで総額2000万円(プレミアム分300万円)を発行する。地元の55の商店や事業所に加え、イオン三川ショッピングセンターが参加。商品券は1万円を1セットとし、「地元の経済対策を優先する」(同支所)と、そのうちイオン三川で利用できる限度額を5000円と設定。見分けがつくように、1セットに全店共通と、イオン三川では使えないものの2種の商品券が入る。発売日は今月22日。いずれの商品券とも居住地にかかわらず購入できる。プレミアムの?お得感?が注目されそうだ。
庄内で最も早い定額給付金の支給開始となる三川町では、申請書類の入った封筒の集配を日本郵政職員に依頼した=13日午後、三川町役場