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2009年(平成21年) 3月22日(日)付紙面より

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ゴマフアザラシ マルコに赤ちゃん 加茂水族館

 鶴岡市の加茂水族館で飼育しているゴマフアザラシのマルコに赤ちゃんが誕生した。21日朝、出勤した同水族館の職員が確認した。

 飼育担当者によると、20日昼ごろから出産の兆候があった。赤ちゃんは20日夜から21日早朝までの間に誕生した。21日朝には、マルコが生まれたばかりの赤ちゃんに授乳している姿が見られたという。

 赤ちゃんは推定で体長が約80センチ、体重は約8キロ。白色の体毛に覆われていることもあり、まだ性別は不明。赤ちゃんは、寄り添ったままのマルコに見守られ、時折目をぱちくりとさせるなど愛くるしい表情を見せていた。

 同水族館生まれで18歳のマルコは11頭目の出産。誕生した赤ちゃんを加え、水族館のアザラシは8頭となった。赤ちゃんの性別が分かり次第、名前を公募する。

母親のマルコのそばでかわいらしいしぐさを見せるアザラシの赤ちゃん=21日
母親のマルコのそばでかわいらしいしぐさを見せるアザラシの赤ちゃん=21日


2009年(平成21年) 3月22日(日)付紙面より

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感謝を込めて校歌高らかに 立谷沢、狩川、清川3小閉校式

 庄内町立川地域の立谷沢、狩川、清川の3小学校が統合され、4月から新しく「立川小学校」がスタートすることを受け、立谷沢小(安在彰校長、児童38人)の閉校式が21日、同校体育館で行われた。在校生や地区住民が思い出の詰まった学びやに別れを告げた。

 同校は、1874(明治7)年に開校した「昌洞」「満山」「瀬場」の3校が92(明治25)年に統合し、立谷沢尋常小学校となった。その後、校名変更や分離、統合を経て現在の形になった。少子化による児童数減少を受け狩川、清川の両校と統合し、130年余り続いた歴史に幕を下ろすことになった。

 この日は17日に卒業した6年生6人を含む在校生、保護者、地区住民、旧職員など合わせて約250人が出席。原田眞樹町長が「立谷沢小の名は消えるが、新しく出発する立川小の児童として頑張ってもらいたい」と式辞。安在校長が「児童たちは豊かで柔軟な日本の心をしっかり身に付けている。その心は立川小に受け継がれ、大きな花を咲かせてくれると期待している」とあいさつした。

 その後、児童や出席者たちが最後の校歌を斉唱。校舎に感謝の気持ちを込めて高らかに歌った。続いて児童発表で、4―6年生による和太鼓演奏と1―3年生の子獅子剣舞などが披露された。午後からは同校敷地内で学校記念碑の除幕式や、父兄や職員が参加して「思い出を語る会」が開かれた。

 狩川小は20日に閉校式を終え、清川小は22日に行う。

立谷沢小の児童と保護者、旧職員などが最後の校歌を歌った
立谷沢小の児童と保護者、旧職員などが最後の校歌を歌った


2009年(平成21年) 3月22日(日)付紙面より

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決意新たに社会へ 東北公益文科大学 学士156人、修士16人が巣立つ

 東北公益文科大(黒田昌裕学長)の卒業式と大学院修了式が21日、酒田市飯森山三丁目の同大酒田キャンパス公益ホールで行われ、5期生となる公益学士156人と3期目の公益学修士16人が学びやを巣立った。

 本年度の男女別の学部卒業生は男性85人、女性71人、大学院修了生は男性10人、女性6人。式典には学校関係者のほか、来賓や保護者ら約500人が参列した。

 卒業生と修了生一人一人の名前が読み上げられた後、卒業生総代の百瀬孝之さん(鶴岡市出身)と修了生総代の加藤法弘さん(高畠町出身、山形県職員)に卒業証書、学位記がそれぞれ授与された。

 黒田学長が「100年に一度という不況下で経験した就職活動がこれからの人生に役立つはず。社会に出てからも自分自身を磨くことを忘れず、安心、安全な社会づくりに貢献してほしい」と式辞を述べ、来賓を代表して鶴岡市の佐藤智志副市長が祝辞を贈った。

 これらに応え、卒業生代表の秋場宏大さん(河北町出身)が「公益の精神を胸に、今後は大学で学んだ知識や経験を生かし、人生の壁や挫折を乗り越えていく」、修了生代表の後藤好邦さん(山形市出身、山形市職員)が「自己研さんに努め、研究者、実践者として公益学の発展に尽くす」と決意を述べた。

黒田学長(手前)から卒業生総代の百瀬さんに卒業証書が授与された
黒田学長(手前)から卒業生総代の百瀬さんに卒業証書が授与された



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