2009年(平成21年) 5月13日(水)付紙面より
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日本看護協会などが制定する「看護の日」の12日、酒田市の日本海総合病院で「ふれあい看護体験」が行われ、高校生たちが実習を通し看護について理解を深めた。
同協会と厚生労働省は、近代看護学の普及・推進に尽力したナイチンゲールの生誕にちなみ5月12日を「看護の日」と制定。同日が含まれる1週間を「看護の日週間」(今年は10―16日)とし、全国各地の病院などで各種行事が行われている。
日本海総合病院の看護体験もイベントの一つで、この日は男子1人を含む計10人の高校生が参加。白衣に身を包んだ後、6つの班に分かれてそれぞれ担当の看護師と一緒に実習に臨んだ。このうち同病院3階の産婦人科病棟では、女子生徒2人が生後5日目の男の赤ちゃんの沐浴(もくよく)を補助。看護師の指導を受けながら、やわらかなタオルで体をふいたり、あやしたりと手際よく体験していた。
参加者の1人、金丸綾香さん(16)=鶴岡中央高2年=は「赤ちゃんに対する看護師やお母さんの優しさを感じとることができた。参加してよかった」と笑顔で話していた。
同病院酒田医療センターでも今月15日に同様の体験イベントが行われる。
高校生たちが看護について理解を深めた
2009年(平成21年) 5月13日(水)付紙面より
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鶴岡市泉町の無量光苑釈迦堂(風間家旧別邸・国登録有形文化財)の庭園で、ツツジの花が咲き始め、訪問客らの目を引いている=写真。
釈迦堂庭園は90年ほど前、風間家第7代当主の幸右衛門氏が、自然風景の描写を巧みに取り入れて造園した。約2300平方メートルの広大な土地には芝生が敷かれ、中ほどに池、その奥に山を築いて庭木や岩、雪見灯籠(どうろう)を配し、静かな風情を漂わせている。
庭木には松や数種の桜、ツバキ、紅葉などが植えられている。ツツジは造園当時の明治時代に植えられた“長寿”の木で、毎年この時期、池を取り囲むように見事に咲きわたる。
庭園を管理する風間史料会によると、今年は昨年と同様に今月初めごろに咲き始めた。
釈迦堂には観光客が訪れ、歴史的景観の中に白や赤紫色の色鮮やかに花を咲かせた風情あるツツジに見入っていた。20日ごろまで楽しめるという。