文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2010年(平成22年) 1月30日(土)付紙面より

ツイート

プロの技「すごーい」 洋菓子協酒田支部 保育園をケーキ慰問

 酒田市と周辺町の洋菓子店で組織する県洋菓子協会酒田支部(櫻田幸夫支部長)のケーキ慰問が29日、同市の北新橋保育園(伊藤靖子園長、園児104人)で行われた。支部員がショートケーキ製作を実演したほか、園児が生クリームをしぼり出しオリジナルのケーキをつくった。

 園児対象の就きたい職業ランキングで、菓子店やケーキ屋が男女問わず上位にランクされるのを受け、同支部では「夢の実現に向けた一助になれば」という願いを込めて2005年から毎年この時期、管内の幼稚園・保育園でケーキ慰問を行っている。

 この日は櫻田支部長ら支部員3人が園児・保育士分のスポンジ、生クリームなどを持ち寄って同保育園を訪問。製作実演では、園児たちが見守る中、支部員がスポンジで生クリームを挟み、さらに上を生クリームで覆うなど手際よく一連の作業を披露。園児たちからは「すごーい」と歓声が上がった。

 ケーキを切り分けた後、年少―年長児計65人は生クリームとイチゴ、手作りの旗で飾り付け。櫻田支部長とともにしぼり器を使用し、ケーキの上にきれいな模様を描いていた。「将来はドーナツ屋さんになるのが夢」という年長の小川遥ちゃんは「しぼるのは簡単だった。早く食べてみたい」と笑顔で話していた。

 完成したケーキは、昼食時のデザートとして味わった。

生クリームで飾り付けをする園児
生クリームで飾り付けをする園児


2010年(平成22年) 1月30日(土)付紙面より

ツイート

鶴商連スタンプ 3月末で廃止へ 半世紀近い歴史に幕

 鶴岡市の中心市街地の小売店で取り組まれている「鶴商連スタンプ」の発行事業が今年3月末で廃止され、満冊・満点となったポイントシールとカードの利用も4月末で終了することになった。スタンプ事業を運営する協同組合鶴岡商店会スタンプ(阿蘓貞夫理事長)が28日、臨時総会を開き、事業の廃止とともに組合を5月に解散、清算することを決めた。半世紀近く続いた老舗のスタンプ事業が幕を下ろす。

 鶴商連スタンプは、昭和30年代後半に鶴岡商店会連合会のスタンプ事業として始まり、1966(昭和41)年に協同組合化した。商店街や販売品目を超えた中心市街地の小売店挙げての取り組みは全国的にも注目を集め、スタート当時は各地から視察が相次いだという。現在は、100円の買い物で台紙に張るシール1枚が発行されるか、ポイントカードに1ポイントがたまり、台紙1冊270枚もしくはカード1枚270ポイントの満冊・満点になると400円分の金券として利用できる仕組みとなっている。

 スタンプ発行事業の廃止理由について同組合は、商業環境と消費者動向の変化による売り上げの減少を挙げる。郊外店の相次ぐ進出や1カ所で買い回りができる「ワンストップ型店舗」が増加し、「商店街のいろんな店を回り、茶飲み話をしながら買い物をする形態が薄れた」と阿蘓理事長。「加盟店舗や消費者に迷惑をかけないよう、組合に余力があるうちに解散することにした」と話す。

 昭和50年代の最盛期には約250店を数えた加盟店舗は現在、176店に減少。ここ20年間のスタンプ発行の売り上げでは、91年の7756万円をピークに減少を続け、昨年度は1020万円まで落ち込んでいた。

 スタンプ事業の廃止に伴い同組合は2月11日から3月末までの期間で、「鶴商連スタンプ ご愛顧感謝セール」を企画する。期間中に満冊シール・満点カードで買い物をした人に賞品が当たる「富くじ抽選応募券」を出す。1等(1本)19型デジタルテレビ、2等(2本)掃除機、3等(15本)缶ビール1ケース(350ミリリットル缶24本入り)など、当選本数計268本を準備する。セール終了後に抽選を行い、当選者には直接はがきで通知する。

 満点になっていないカードを複数枚持っている場合と、同様のカードと満冊になっていないシール台紙を合わせて複数枚持っている場合は、同組合事務局の鶴岡商工会議所で1枚のカードに集約し、満点となれば利用できるようにする。満冊でないシール台紙が複数ある場合は、各自でまとめてもらう。

 組合は5月下旬に予定する定時総会で解散を正式に決め、その後に清算する。阿蘓理事長は「富くじ付きのセールで、これまでご愛顧いただいた市民に感謝の気持ちを伝えたい。端数のある台紙とカードを持っている方からは、加盟店で買い物していただき、満冊・満点にして利用してもらえれば」と話している。問い合わせは、組合事務局の鶴岡商議所=電0235(24)7711=へ。

発行事業の廃止が決まった「鶴商連スタンプ」のカード(写真・上)とシール台紙(同・下)
発行事業の廃止が決まった「鶴商連スタンプ」のカード(写真・上)とシール台紙(同・下)



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field