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2010年(平成22年) 12月7日(火)付紙面より

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弦楽器の美しい音色  天主堂に響く

 鶴岡市出身で元NHK交響楽団ビオラ奏者、渡部啓三さんを招いた「鶴岡カトリック教会天主堂クリスマスコンサート2010」が5日、鶴岡市馬場町の同天主堂で開かれた。渡部さんや、渡部さんの指導を受けている鶴岡室内合奏団(コンサートミストレス・榎本美由紀さん、団員21人)の演奏を聞いた。

 このコンサートは、同室内合奏団が2006年から毎年開いている。同合奏団は05年、鶴岡地区の弦楽愛好者たちが渡部さんを音楽監督に頂いて結成。月1回、渡部さんを招き、指導を受けている。

 5回目となったこの日のクリスマスコンサートは、渡部さんのバイオリン独奏によるポッケリーニのメヌエットで幕開け。前半は渡部さんがビオラ独奏、団員たちとのバイオリン二重奏、チェロ合奏などを次々に披露した。後半は渡部さんの指揮で、合奏団がバロック風日本の四季より「冬」などを演奏し、荘厳な雰囲気の天主堂に美しい音色を響かせた。最後は、合奏団の伴奏で、聴衆全員が「しずけき(きよしこの夜)」を歌い上げ一足早いクリスマスの雰囲気に浸った。

渡部さん(中央)の指揮で「しずけき」を歌ったフィナーレ
渡部さん(中央)の指揮で「しずけき」を歌ったフィナーレ



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