2010年(平成22年) 12月8日(水)付紙面より
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鶴岡市立鼠ケ関小学校(齋藤圭一校長、児童145人)の6年生たちが7日、同校敷地内に卒業記念としてヤマザクラの苗木を植樹した。
同校北側の裏山にある松の木が、今年6月に害虫被害に遭い伐採したため、地域住民から「寂しい景観になった」などの声を受け、県の「緑の募金」事業交付金を活用して、卒業記念植樹を企画。ヤマザクラの苗木(高さ1・5メートル)を10本植えることにした。
この日は、児童27人と講師として温海町森林組合のメンバーら5人が参加。断続的に雨が降るあいにくの天候となったが、児童たちは雨具を着込み、9グループに分かれて作業を開始。講師から「一本一本気持ちを込めて植えるように」などとアドバイスを受けると、くわやスコップで約30センチの穴を掘り、講師たちから手伝ってもらいながら支柱を設置した後、苗木を植え、やさしく土をかぶせていた。