2010年(平成22年) 12月9日(木)付紙面より
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鶴岡北高校新聞部の部員が8日、「鶴北高新聞」の取材で県庁を訪れ、吉村美栄子知事に女性の生き方や仕事への思いなどをインタビューした。
同校新聞部は、本年度の県高校新聞コンクールで最優秀賞を5年連続受賞するなど、県内有数の伝統と実力を誇る。吉村知事へのインタビューは、「女性のキャリア」がテーマの特集記事の一環。本間絢子部長(2年)をはじめ1、2年生部員5人が訪れ、佐藤平校長と新聞部顧問の阿部由美子教諭が同行した。
部員たちは、知事を前に緊張した表情ながらも「女性としてハンディや苦労は」「なぜ知事になったか」「山形の将来像」「学生時代の思い出」など、部員や生徒から募った質問を知事にぶつけた。
吉村知事は、女性としての苦労などに「女子高、女子大と進み、男性と比較することがなく、就職後も女性としてのハンディは特に感じなかった」と振り返り、東北初の女性知事であることへの質問には「一人の人間として知事職にいる。特に女性ということを意識していない」と答えた。
インタビューは約30分間にわたり、本間部長は「優しい方で安心して取材できた。強い面と温かい面をもった人」と知事の印象を語り、「山形のトップにいる働く女性の生き方を生徒に知らせたい」と意気込みを語った。
また、荘内日報社の取材に、吉村知事は「一生懸命で真剣なまなざしに正直に答えた」と感想を語り、「将来を信じ頑張ってほしい」とエールを送った。