2010年(平成22年) 12月18日(土)付紙面より
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鶴岡市出身の絵本作家・土田義晴さんの絵本の表紙などを題材にしたオリジナルフレーム切手「つちだよしはるの世界」の販売開始を記念し17日、庄内地域の郵便局株式会社の関係者が同市の朝暘第一小学校(本間立校長)を訪問し、同校と土田さんへ切手シートを贈った。
フレーム切手=写真左=は郵便局株式会社東北支社(仙台市)が今月20日から販売するもので、土田さんの著作約400冊の中から近作の絵本や保育誌の表紙に使われたイラストを絵柄に採用している。おなじみのクマやウサギ、キツネなどのほか、たくさんのカエル、まんまるのお月さまなど、心温まるキャラクターが勢ぞろいしている。
この日、郵便局株式会社県西部地区連絡会統括局長の東海林宣一北平田郵便局長など6人が朝暘一小を訪問し、6年生102人が集まった中央ホールで児童代表と、絵皿作りの交流授業で同校を訪問していた土田さんへ切手シート1部ずつを贈った。
土田さんは児童たちに「手紙はもらうとうれしいもの。メールばかりでなく手紙を書いて、この切手を張って出してください」と呼び掛けた。
郵便局株式会社県西部地区連絡会によると、庄内地域でオリジナルフレーム切手を販売するのは今回で6例目。これまでは鶴岡市立加茂水族館のクラゲや酒田港、鳥海山などをモチーフにしており、絵本のイラストを題材にしたのは今回が初という。
「つちだよしはるの世界」は50円切手10枚で1シート(B5サイズ)となっており、価格は900円(シート単位で販売)。
鶴岡、酒田の両市と東田川郡、飽海郡内の簡易郵便局を除く約90局の窓口で取り扱う。通信販売などは行わない。3月中旬までの期間限定で、販売数は3000部を予定している。