2010年(平成22年) 12月19日(日)付紙面より
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庄内町の余目第三公民館で18日、地元の小学生たちが地域住民と一緒にミニ門松作りに取り組んだ。松やセンリョウで飾った門松180個余りを作り、学区内の一人暮らしのお年寄りなどへプレゼントした。
ミニ門松作りは、同公民館が近くの余目第三小学校に呼び掛け、4―6年生を対象に開催している少年少女教室「平成ひまわり組」の活動の一環で、1992年から毎年この時期に行っている恒例行事。児童たちが地域住民から門松の作り方を教えてもらうなど、世代間交流も兼ねている。
この日は児童23人と地域住民、公民館職員など合わせて約65人が参加。おじいちゃんたちが3本の竹を畳表でくるみ、黒ひもで縛った門松を児童たちが受け取り、松や紅白の四垂(しで)、ミニサイズの扇、センリョウなどを飾り付け、計186個を製作。「一生けん命作りました。ぜひ正月にかざって下さい。よいお年を」といったメッセージカードを添えた。
余目三小4年の高橋耀君(9)は「初めて門松を作った。扇を飾るのが難しかったけど、作業はとても面白い」と話していた。完成した門松はお年寄りに配るものや児童たちが持ち帰るほか、町役場や町総合体育館、図書館、各公民館など学区内の公共施設、福祉施設などに贈るという。