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2010年(平成22年) 12月21日(火)付紙面より

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よみがえる昭和の情景 「ヤッサン」が鶴岡で紙芝居

 鶴岡市出身の紙芝居師で「ヤッサン一座の紙芝居」座長の安野侑志さん(67)=大阪府能勢町=を招いての「紙芝居口演と講演―私の昭和 紙芝居人生を語る」が18日、鶴岡市山王町の鶴岡まちなかキネマで開かれた。

 安野さんは鶴岡市生まれ。1972年に当時全国で大阪府だけに残っていた紙芝居業者免許を取得し、京都の清水寺などで口演を開いている。また、全国を巡業し「ヤッサンの紙芝居」の名前で親しまれている。創造学園大客員教授、財団法人大学コンソーシアム京都・京カレッジ担当教員、国際紙芝居協会理事長。

 今回の口演と講演は、古い思い出や情景を手掛かりに若者と高齢者のコミュニケーションの場をつくるため来月設立予定の「鶴岡の昭和 書き手・語り手の会」の第1回講演会として行われた。

 この日は高校生からお年寄りまで15人が聴講。安野さんは始まりの合図の拍子木を鳴らし、数十年前に作られたクイズ形式の「ちえの泉」や「黄金バット」などを口演。さらに近年の創作紙芝居として「題名のない紙芝居」や「言葉のない紙芝居」など進化した紙芝居を披露した。

 口演の後、安野さんは「紙芝居と出合ったのは引っ越し先の東京。お金がないと見ることができず、悔しい思いをしたこともある。読み手のおじさんが配る型抜きにも夢中になった。戦後、昭和30年代の終わりにはテレビが普及し、紙芝居は姿を消した」と思い出を語った。

軽妙な語り口と身振り手振りを交えて紙芝居を披露する安野さん(右)
軽妙な語り口と身振り手振りを交えて紙芝居を披露する安野さん(右)



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