2010年(平成22年) 12月21日(火)付紙面より
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広州アジア大会のダンススポーツで銅メダルに輝いた鶴岡市出身の貫名強(ぬきな・つよし)さん(27)=東京都文京区在住=と柴原まりこさん(27)=長野県出身=ペアが18日、酒田市総合文化センターで開かれた県ダンススポーツ連盟庄内支部(松浦旭支部長)主催のダンスパーティーで“銅メダル凱旋デモ”を行い、華麗な演技でダンス愛好者らを魅了した。
鶴岡南高から進んだ電気通信大でダンススポーツに出合った貫名さんは、ペアを組んだ柴原さんとともに頭角を現し、昨年度には国内ランキング2位とトップアマに成長。中国・広州で先月に開催されたアジア大会のダンススポーツに日本代表として出場し、スローフォックストロット競技で銅メダルを獲得する快挙を遂げた。貫名・柴原ペアはスタンダード5種目総合でも僅差の4位と健闘した。
この日は、ダンスの楽しさを満喫してほしいと同支部が年2回、同センターで開催しているパーティーにゲスト出演。タンゴでスタートし、優雅なワルツ、軽快で楽しいクイックステップと披露し、「普段の6倍」(同支部)という約180人のパーティー参加者から、大きな拍手を受けた。
続いて銅メダルを取ったスローフォックストロット。貫名さんは、アジア大会の際のピンクの衣装に着替えた柴原さんとともに華麗なステップを刻んだ。また、アンコールに応えてワルツを披露、「ナイス!」の声が飛び交う会場を魅了した。
「アジア大会を超える演技ができるように頑張る」との気持ちでパーティーに臨んだという貫名さんは、「故郷の皆さんの前で踊れたことに感謝申し上げる。小中高校時代の友達が見に来てくれて本当に幸せ。運よく銅メダルを獲得できたが、これも支えてくれた方々のおかげ。これからも後輩の目標にされるような選手になりたい」と決意を述べていた。