2010年(平成22年) 12月22日(水)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)で、来年のえとのウサギにちなんだ魚や海生生物を展示した「干支展」が21日から始まった。
新年のえとにまつわる名前や姿をした生物を展示し、来館者にさまざまな海の生物を知ってもらおうと毎年この時期に行っている恒例の展示会。今回は顔つきがウサギに似ていることから英語で「Rabbitfish」(ウサギ魚)と呼ばれるアイゴと、頭部の2本の触角がウサギの耳のように見えるため英語で「Sea hare」(海のウサギ)、中国語で「海兎」と呼ばれるアメフラシの2種を展示。
このうちアイゴは「主に海藻類を食べる雑食性だが、背びれなどのとげに毒がある」などと記された説明書きとともに、7、8センチほどの小型サイズが15匹ほど水槽を泳ぎ回っている。青森県から里帰りしたという50代と20代の親子連れが「ウサギ? 似てるかな?」と会話しながらのぞき込んでいた。
展示は来月7日まで。同館は年末年始も休まず営業する。