2010年(平成22年) 12月23日(木)付紙面より
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鶴岡高等養護学校(畑山淳一校長)の生徒たちが22日、鶴岡市朝暘町の日本料理・椿(石川弘代表)を訪れ、自分たちが製作した料理皿など120品を納品した。
同校では職業学習の一環で被服、紙工、窯業、木工の4つの作業班に分かれて製作活動を行っており、毎年、市内でバザーを開き、販売を通して市民と交流を深めている。
皿の納品は、地域交流や同学習の充実を図ることを目的に昨年から実施している。同店への納品は昨年に続き2回目。今回は、煮物などを入れる丸皿と焼酎用カップの注文があった。同店からの見本用の皿を参考にしながら、窯業班の生徒9人が力を合わせて約2カ月間かけて皿100枚、カップ20個を完成させた。
この日は、窯業班を代表して佐野翔太君(3年)と海江田ひかるさん(同)が同店を訪れ、「自分たちが製作した皿で料理を食べてお客さんに喜んでもらうため、一生懸命作りました」と佐藤亮治料理長に製作した皿を手渡した。佐藤料理長は「大切に使わせていただきます」と話していた。