2010年(平成22年) 12月24日(金)付紙面より
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クリスマスの25日を前に、各洋菓子店では、ケーキ作りに大忙し。鶴岡市の老舗菓子店「木村屋」(吉野隆一社長)の工場でも19日から25日にかけてケーキ作りがピークを迎え、おいしいそうなケーキが次々と仕上げられていた。
工場では、従業員たちが焼き上げたスポンジにクリームでデコレーションし、イチゴやサンタの菓子などを飾り付け。クリスマスムードあふれるロマンチックでかわいらしいケーキに仕上げ、甘い香りが漂っていた。
今年は定番の生クリームとチョコレート生クリームのデコレーションケーキをリニューアル。自社製品のシュークリームや生チョコ、クッキーなどを加え、豪華で夢のあるケーキに仕上げた。このほか、限定品のチョコレートでつややかにコーティングした「ショコラduショコラ」やオリジナルのスポンジ生地でふんわりと巻き上げた「ビュッシュ・ド・ノエル」など計9種類のラインアップ。約8200個の販売を見込んでいるという。
吉野社長は「今年の猛暑の影響でイチゴが品薄で集荷に苦労した。また、予約状況を見ると、例年より大きいサイズのケーキが出ており、自宅で家族一緒にクリスマスをする家庭が多くなったと思う」と話していた。