2010年(平成22年) 12月29日(水)付紙面より
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遊佐町直世の箕輪採捕場で、サケの「冬葉(とば)」づくりが盛んに行われている。
冬葉は、水揚げしたサケの頭や内臓を取り除き塩漬けにした後、1週間ほど寒風にさらし熟成させたもの。主に酒のつまみにされるが、切り身にすると、ご飯のおかずにも合う。
同採捕場では毎年、サケの水揚げに合わせ、卵を取り除いた雌を使って冬葉づくりが行われている。干し場にはサケがカーテンのようにつるされ、寒風にさらされる様子は冬の風物詩。同採捕場を運営する箕輪鮭漁業協同組合(組合員9人)の富樫和男組合長は「寒ければ、寒いほど良いのが冬葉づくり。今シーズンはかなり良い具合だ。売れ行きも好調」と話していた。
冬葉は1匹1500円で、来年2月中旬まで販売する予定。