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2010年(平成22年) 3月19日(金)付紙面より

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思い出と希望を胸に 庄内地方の各小学校で卒業式

 庄内地方の小学校で18日、卒業証書授与式が行われた。真新しい中学校の制服に身を包んだ卒業生たちが、6年間の思い出と希望を胸に学びやを巣立った。

 庄内地方の小学校83校のうち76校が18日に卒業式を行い、残り7校は21日までに行われる。

 このうち鶴岡市立朝暘第四小学校(天野卓夫校長、児童550人)では、4年生以上の在校生と保護者、教職員、来賓が見守る中、卒業生94人が会場の体育館に入場。午前10時に式が始まった。

 天野校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡した後、「6年間で多くの仲間と出会ったと思う。出会って知り合い、付き合って友達になり、互いを理解して仲間となる。特にこの1年間、仲間の大切さを下級生たちに伝えてきた。中学校で新たな自分探しの旅が始まる。素直な心を大事にして大きく羽ばたいて」とはなむけの言葉を贈った。

 来賓祝辞などの後、卒業生が「巣立ちのことば」で6年間の思い出を振り返るとともに、「夢と希望を胸に今日、旅立ちます」と声を合わせ、合唱「旅立ちの日に」を披露。続いて在校生とともに「心の中にきらめいて」を高らかと歌い上げた。

 会場を後にする卒業生たちは、はにかんだ顔やさわやかな笑顔、少し涙ぐんだ顔などさまざまな表情を見せながら、学びやを巣立っていった。

晴れ晴れとした表情で学びやを後にする卒業生たち=朝暘四小
晴れ晴れとした表情で学びやを後にする卒業生たち=朝暘四小


2010年(平成22年) 3月19日(金)付紙面より

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春を告げる「安丹神楽」 ユーモラスに笑い誘う

 春を告げる神楽として知られる鶴岡市安丹地区の「安丹神楽」が17日、同地区公民館で行われ、地元の青年たちがユーモアあふれる舞を披露し、集まった地元民たちの笑いを誘った。

 安丹神楽は江戸時代の安政6(1858)年、現在の安丹地区でコレラが発生した際、村人たちがわらを持ち寄って獅子頭を作り神楽を舞ったところ、1人の死者も出なかったという言い伝えに由来する。

 現在は同地区の35歳までの男性8人でつくる安丹神楽会(佐藤惠一会長)が中心となって、地区の稲荷神社に奉納する形で受け継いでいる。昨年、奉納150周年を迎え、獅子頭や太鼓、面などを新調した。

 この日は大勢の地元民やアマチュアカメラマンが公民館に集まった。はじめに「巫女(みこ)舞」や「獅子舞」、謡とともに舞われる「剣の舞」が奉納され、続いて余興に当たる呼び物の「笑福」が始まると場の盛り上がりは最高潮に。ひょっとこの面をかぶった「長兵衛」と、おかめの「あねさま」が登場し、笛や太鼓の音に合わせてこっけいな舞を披露した。

 舞の合間には長兵衛が客席に入り込み、ひょっとこの顔をぐいっと近付けるなど子供や女性にちょっかいを出すと、会場は大きな笑い声に包まれた。

客席で長兵衛が子供や女性にちょっかいを出すと周囲から大きな笑い声が起こった
客席で長兵衛が子供や女性にちょっかいを出すと周囲から大きな笑い声が起こった



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