2010年(平成22年) 3月27日(土)付紙面より
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鶴岡市馬場町の「物産大店でがんす」で26日から、「春のお菓子まつり」が始まった。鶴岡伝統の雛(ひな)菓子「練り切り菓子」などの生菓子を販売しているほか、名物「あんだま」の実演販売が行われている。
日本海ひな街道や鶴岡商店街雛めぐりなどの観光イベントや4月にひな祭りを行う鶴岡の風習に合わせ、鶴岡を代表するお菓子を広くPRしようと、でがんすを運営する鶴岡地区物産協同組合(本間三雄理事長)が昨年から実施している。
店内の専用コーナーにはタイや柿、桃、ナスなどをかたどった伝統の生雛菓子やだだちゃ豆プリン、笹巻き、カスタードクリームたっぷりのシュークリームがずらりと並んだ。また、店頭では名物のあんだまや絹入りだんごが実演販売され、あんこが焼ける香ばしいにおいに誘われ、大勢の人が買い求めていた。
まつりは28日午後5時まで。
2010年(平成22年) 3月27日(土)付紙面より
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「庄内の食を語る会」が25日、酒田市あきほ町の料理店「鵜渡幸(うどこう)」で開かれ、いずれも「食の都庄内」をPRする冊子「ナンデーロ」や「食の都庄内のはなし」の完成披露が行われた。
この会は、県庄内総合支庁が「食の都庄内」事業の一環として本年度、会場を移しながら開催。庄内を愛する人が年齢、業種を問わずに集い、庄内の食やその時々の話題などを語り合っている。
4回目のこの日は、庄内一円から約30人が参加。地元の純米酒で乾杯した後、低利用魚のノロゲンゲや健康に良いとされるベニバナなどを鵜渡幸の総料理長で庄内浜文化伝道師の須田剛史さんが調理したメニューを、須田さんの解説を聞きながら味わった。
また、完成したばかりの「季刊ナンデーロ・第2号」(A3蛇腹折り)、「別冊ナンデーロ」(A3二つ折り)、「食の都庄内のはなし」(A5判12ページ)を、取材や編集などを担当した同支庁「食の都庄内推進員」が説明。湯田川温泉女将(おかみ)会など、発行に協力した「ナンデーロひろめたい倶楽部(くらぶ)」のメンバーも、記事の内容や苦労話などを紹介した。
冊子やパンフレットはいずれも優しい雰囲気のイラストを多用し、豊かな自然・環境・歴史がはぐくんだ庄内の食文化や催事、名所旧跡などを掲載している。
各1万部印刷。首都圏を中心に兵庫県から秋田県までのレストランや産直施設、マスコミなどに送ったほか、庄内の観光施設や産直などに置いて手に取ってもらい、地元の人にも理解を深めてもらう考え。