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2010年(平成22年) 4月10日(土)付紙面より

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車に気を付けてね 新入学児の交通安全指導実施

 「春の交通安全県民運動」(15日まで)の活動の一環として「新入学児童交通安全指導」が9日朝、酒田市の松陵小学校(畠中善之校長)で行われ、市内の各交通安全団体の役員らが同校昇降口前で、初登校の新入学児童に文房具や交通安全グッズを手渡した。

 安全指導は、同市酒田交通安全母の会(齋藤■子会長)が、県庄内総合支庁、酒田地区交通安全協会女性部会(土屋三保子部会長)、酒田警察署、同市の協力で毎年、新入学児童の交通事故防止を目的に各小学校の入学式に合わせ実施している。

 この日は母の会、地区安協女性部会、同署、市から関係者計約15人が参加。午前8時10分から昇降口前で活動を開始した。

 保護者に手を引かれ次々と登校してくる1年生に対し、参加者は「入学おめでとう。車に気を付けてね」と声を掛けながら反射材、文房具と一緒に、▽道路を渡るときは必ずストップをする▽急な飛び出しはしない―などと呼び掛けるチラシを配布。1年生たちは「ありがとうございます」と元気良く返事をし笑顔で受け取っていた。

※注 ■は玉へんに秀

新入学児童に啓発グッズを手渡し交通安全を呼び掛けた=松陵小
新入学児童に啓発グッズを手渡し交通安全を呼び掛けた=松陵小


2010年(平成22年) 4月10日(土)付紙面より

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サギ被害多発 対策探る 要望受け 市が実証試験

 鶴岡市内で近年、サギの鳴き声による騒音やふん害の被害が相次いでいる。対策を要望する市民の声を受けて市は9日、昨年の夏から秋にかけてサギの被害があった同市睦町の常念寺(渡辺成就住職)で、集団営巣防止を図る実証試験を開始した。カラフルな風船を樹木に設置することなどで営巣への影響などを見極めながら、効果的な対策を探る。

 市環境課によると、営巣するのは大型(体長約80センチ)のアオサギ、小型(同約60センチ弱)のゴイサギの2種類が中心で、シラサギがわずかに交じるという。いずれも5―8月に集団で樹上に木の枝を組んで巣作りする習性を持つ。

 鶴岡市内では1998年に大督寺(家中新町)で被害が発生して以来、林や森がある寺社に営巣するケースが多く、2008年には日枝神社(日枝)に約300羽、昨年は市街地の常念寺に数百羽がすみ着いた。

 いずれも「夜通し鳴き、安眠の妨げとなる」「ふんのにおいがひどく不衛生」と周辺の住民から被害を訴える声が高まり、各寺社は境内の樹木を伐採するなどして対応した。市環境課では「私有地で発生している被害なので、行政がなかなか手を出せない問題」とするが、実際に市民から苦情も届いていることもあり、昨夏被害にあった常念寺と協力して実証試験を行うことを決めた。鳥獣保護の観点から駆除ではなく集団営巣自体の防止とし、一般家庭でも可能な対処方法を探る。

 この日の実証試験では、市職員4人と渡辺住職、同寺僧侶の渡辺剛紀さんが参加。目玉が描かれた防鳥用の風船(直径約50センチ)を市が準備したところ、ヘリウムガスを入れても風船自体の重さで浮かばないというトラブルに見舞われたものの、同寺が被害防止用に購入していたカラフルな風船を9個まとめて境内東側の杉の樹上(高さ約15メートル)に掲げた。

 市環境課は「同じような風船を大至急準備し、境内の西、南側にも設置して効果を見たい。寺側の了解を得てからになるが、防鳥用のネットで樹上を覆う方法も試してみたい」と話していた。

釣り糸に結んだカラフルな風船を樹上に飛ばす。人工物があるとサギは近づくのをためらうという
釣り糸に結んだカラフルな風船を樹上に飛ばす。人工物があるとサギは近づくのをためらうという



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