2010年(平成22年) 4月6日(火)付紙面より
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4月に入り庄内の各ゴルフ場が本格的にシーズンインした。青空が広がる好天となった4日は、各地にファンが詰め掛けにぎわいを見せた。
先月5日に今シーズンの営業を開始した鶴岡市の赤川市民ゴルフ場にはこの日、好天に誘われるかのように「大入り」の104人が訪れ、グリーンの感触を楽しんだ。
今シーズン3回目という男女のパーティーは「今日は最高の天気。青空の下でプレーするのはやはり気持ちがいいね」と笑顔を見せていた。
赤川市民ゴルフ場の芳賀一彌支配人は「3月は降雪の影響で思うような営業ができなかったが4月に入って、ようやくといった感じ。1日に100人を超えるのはシーズン中でもあまりない」と話していた。
同ゴルフ場では、今シーズンも恒例の「市民ゴルフ大会」(6月13日)や「オープン大会」(7月24日)などを予定している。
2010年(平成22年) 4月6日(火)付紙面より
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酒田市の鳥海、八幡両中学校が統合し、旧八幡中の施設を活用して誕生した鳥海八幡中学校(高橋利秀校長、生徒303人)の開校式が3日、同校体育館で行われ、新たな歴史の1ページを刻んだ。
鳥海八幡中は、生徒数の減少によって小規模校化している現状を踏まえ、旧市と旧町の学校が統合した同市では初めてのケース。両学区の住民や両校の教職員らで2008年5月に統合準備委員会を立ち上げ、さまざまな観点から協議してこの日に備えてきた。
開校式には全校生徒と地元住民、学校関係者ら合わせて約450人が出席。阿部寿一市長が「それぞれ長い歴史と伝統を誇る両校が統合した。これからは、双方の校風が調和して新しい伝統が築かれていくと信じている。生徒の皆さんは、鳥海山のように大きな志を持ち、イヌワシのように天高く羽ばたいてほしい」と式辞を述べた。
校歌を作詞・作曲した旧鳥海中の卒業生で活動弁士の佐々木亜希子さん(東京都在住)に感謝状を贈呈。佐々木さんは「生徒が地域の希望の存在になってほしいと思って作詞した」と、校歌に託した思いを語った。また、チョウカイフスマをイヌワシが抱えるようなデザインの校章を制作した、旧八幡中が母校の画家、堀林彌さん(埼玉県新座市在住)から制作の際の苦労をつづった手紙が届き、紹介された。
続いて土井瑞貴君(3年生)が生徒代表の言葉。「二つの学校の伝統を受け継ぎ、新たな伝統を築いていく。この学びやでの生活をより豊かなものにするため、仲良く、協力し合っていくことを誓う」と、力強く決意を表明した。
最後に佐々木さんの指揮で全員が校歌を斉唱。鳥海八幡中の門出を祝った。