2011年(平成23年) 6月10日(金)付紙面より
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庄内町に初夏の訪れを告げる「あまるめ植木金魚まつり」が9日から同町余目のショッピングモール・アピア駐車場で始まった。初日から金魚ファンや家族連れが足を運び、涼しげに泳ぐ金魚をじっくりと観賞する姿が見られた。
あまるめ植木金魚まつりは、庄内地方独特の「庄内金魚」を町内外に広くPRしようと毎年6月9―13日の5日間にわたり開かれており、今年で42回目。今回は金魚の露店2店をはじめ、植木7店、焼きそばや綿あめなどの露店5店が軒を並べた。
初日の9日は、午前中から買い物客が金魚の露店の前で足を止め、「きれいだのー」「かわいいね」と話しながら品定めした。長い尾びれで「振り袖金魚」とも呼ばれる庄内金魚は、一般的な赤や白のほか昨年から販売している黄色の「やまぶき」、今年初めて登場した「ブラック」が注目を集めていた。このほか、ランチュウやリュウキン、デメキンなどが販売された。
夫婦で買い物に来たという酒田市の80代男性は「昔から庄内金魚のファン。元気そうなやつを5匹ほど買った」と話していた。
また、露店店主の成澤孝雄さん(66)は「初日の客の出足はまずまず。手ごろに買える小さなものが人気」と話していた。
町観光協会によると、週末の11、12日は町内のカート場「カートソレイユ最上川」のバッテリーカーがまつり会場に登場するほか、庄内町が友好町・南三陸町へ義援金を送る様子や物資を積み込む様子をまとめたパネル展が開かれるという。