2011年(平成23年) 6月14日(火)付紙面より
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クラシックギターを通して青少年育成活動を行う「グリンギターフィールズ」(豊田瑞穂代表)が指導する小中学生たちが12日、鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)を訪れ、館長の講話を聞いたり、クラゲ展示室の前でギター演奏を繰り広げた。
訪れたのは、同団体が市内と三川町の各教室で指導する「鶴岡ジュニアギターアンサンブル」の小学3年から中学3年までのメンバー計20人。今回は、「社会を学ぶ」と題して同水族館を訪問するとともに、村上館長の講話を通し「生きる力」を学んでもらおうというもの。
この日は日曜でにぎわう館内でジュニアアンサンブルのメンバーが演奏を披露。クラゲ展示室「クラネタリウム」の一角をステージに、「ちょうちょう」「星の世界」「春の日の花と輝く」「森のくまさんによる主題と変奏」など7曲を演奏。ゆったりと泳ぐクラゲと“共演”した。
続いて、会場を移して村上館長が講話。今年で勤続46年目という村上館長が、ジリ貧の経験からクラゲに出合って復活するまでをユーモアたっぷりに話し、「人のために何かすることが生きることには大切」「悪い時は誰も協力してくれない」「いい方向に向かうとどんどん面白くなる」など人生の機微を子供たちに聞かせた。