2011年(平成23年) 6月16日(木)付紙面より
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鶴岡市青龍寺の金峯神社(佐々木孝善宮司)で15日、例大祭「心天(ところてん)祭り」が行われ、参拝者たちが家内安全や無病息災を願い、ところてんを食べた。
同神社の例大祭は、神事後の直会(なおらい)で参拝者にところてんを振る舞うことから「心天祭り」と呼ばれる。ところてんを食べる由来は、季節の食べ物として神前にささげた供物のお下がり説や、梅雨の時期に胃腸を掃除するためなどの諸説がある。
この日は朝から、社務所の調理場で地区住民たちが直会の準備作業に追われた。棒状にカットしたところてんを「てんつき」に入れて押し出し、並べた器に次々と透明なところてんを盛り付けていた。調理担当者は「金峰山のわき水で作ったところてんは、市販されているものより風味とのど越しが良くておいしい」と話していた。
今回は約70人前のところてんが準備され、同神社本殿で神事が行われた後、社務所で参拝者に振る舞われた。