2011年(平成23年) 6月22日(水)付紙面より
ツイート
仙台管区気象台は21日午前、「東北南部と北部が21日ごろに梅雨入りしたと見られる」と発表した。山形県を含む東北南部は平年より9日、昨年より7日それぞれ遅く、1951年の統計開始以来6番目に遅い梅雨入りとなった。
同気象台によると、21日の東北地方は気圧の谷の影響で曇りや雨の天気となり、この先1週間はいったん晴れる日もあるが、前線などの影響で曇りや雨の日が多くなる見込みという。
庄内地方はこの日、酒田の最低気温が19・7度、鶴岡は19・3度とそれぞれ平年より2・8度、2・9度高く、ともに7月中旬並みとなった。午前中は気温が上昇し蒸し暑い天気となった。鶴岡市内などでは昼ごろ突然、雨が降りだし、雷を伴った激しい雨に水しぶきを上げて走る車もあった。
山形地方気象台によると、21日は寒気を伴った気圧の谷の通過で大気の状態が不安定となった。22日の日中は、高気圧に覆われ、晴れる見込み。
東北南部の平年の梅雨明けは7月25日ごろで、昨年は7月18日ごろだった。