2011年(平成23年) 6月23日(木)付紙面より
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「フルーツ王国」の鶴岡市櫛引地域で、サクランボの主力品種「佐藤錦」が収穫期を迎えた。26日には「櫛引さくらんぼまつり」が同市西荒屋の産直あぐりを主会場に開かれ、サクランボ狩りや種飛ばし大会が行われる。
産直あぐりサクランボ部会長の平藤和喜さん(59)方=同市西片屋=では約30アールでサクランボを栽培。今年は、春先の低温などで例年より5日から7日ほど生育が遅く、佐藤錦は23日から出荷を始めるという。
平藤さんは「昨年の猛暑の影響で双子が多く、摘果作業が大変だった。甘さは十分で、風がなかったことで例年になく実がきれい」と話している。
観光サクランボ園の入園料(もぎ取り食べ放題)は、地域で統一料金を設定している。小学生以上1200円、小学生未満600円。来月初めごろまで楽しめるという。
一方、26日の「櫛引さくらんぼまつり」は櫛引観光協会と産直あぐり、西片屋さくらんぼ振興会の主催。サクランボ狩り(もぎ取り食べ放題)は午前9時から午後2時まで、産直あぐりで受け付ける。入園料は前売りが小学生以上1100円、小学生未満500円、当日は各100円増し。2歳以下は無料。産直あぐりから西片屋の果樹園まで無料のバスで送迎する。
種飛ばし大会は産直あぐりで午前10時と正午の2回実施。種を口に含み、吹き飛ばす距離を競う。優勝者にはサクランボをプレゼントする。サクランボの格安販売も行う。
観光サクランボ園についてはくしびき観光果樹園紹介所=電0235(57)3677、まつりについては産直あぐり=同(57)3300=へ。