2011年(平成23年) 9月8日(木)付紙面より
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鶴岡市宝谷地区の棚田でソバの花が満開となり、白いじゅうたんを敷き詰めたような花が風に揺れている。
宝谷そば組合(組合員30人)の森薫組合長(64)によると、同地区では今年、約26ヘクタールで県産品種「でわかおり」を栽培。大雨の時に一部で種が流れ、発芽しなかったが、全体として生育は順調という。
花は、先月末ごろから咲き始めた。山肌に張り付く棚田のあちこちが白く染まり、青空の下、まばゆく輝いている。播種時期がまちまちのため、ほ場によっては今月20日ごろまで咲いているという。
地区では住民が土日限定で手打ちそば店「宝谷そば」を共同運営しており、収穫したソバは同店に卸すほか、農協に出荷する。10月には新そばが味わえるという。