2024年11月28日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 9月9日(金)付紙面より

ツイート

酒田で東北・北海道商議所連絡会議 復興に向け特別決議採択

 東北・北海道商工会議所連絡会議が7日、酒田市のベルナール酒田で開かれた。各商議所の会頭ら約200人が参加。東日本大震災に関する復興財源の総額提示と復興への道筋・関与の明確化や、高速道路など社会資本整備の推進を国に求める特別決議を採択した。

 開会に先立ち、東日本大震災の犠牲者に黙とう。主催者あいさつで、東北六県連合会長の鎌田宏・仙台商工会議所会頭は、全国の商議所から計12億円を超える義援金、多くの経営指導員の派遣を受けたことにお礼を述べた上で、「中小企業の再生なくして地域の再生はない。商工会議所は、流した汗が明日の郷土の礎になることを肝に銘じて取り組もう」と呼び掛けた。

 また、北海道連合会頭の高向巌・札幌商工会議所会頭が「東北・北海道が新幹線の力を借りてしっかり連携することが必要」、山形県連合会長の清野伸昭山形商工会議所会頭が「東北地方の均衡ある発展と防災の面も考慮した社会資本整備が求められる」と述べた。

 日本商工会議所理事の坪田秀治事務局長、阿部寿一酒田市長らの祝辞に続き、「復興!東北・北海道の連携による未来創造に向けて」をテーマに花坂康太郎宮古商工会議所会頭ら4会頭が意見発表。また、坪田事務局長が「東日本大震災からの復興・再生と商工会議所の役割」の演題で講演した。

 特別決議は、震災の教訓を糧に東北・北海道地域を災害に強く、全国に誇る先導的なエリアとして整備していくことが重要と認識し、政府による復興への関与の明確化、原子力発電所事故の早期収束と風評被害払しょくに向けた情報発信、北海道新幹線や両地域発展の基盤になる高速道路など社会資本整備の推進などを求めた。

 連絡会議は東北各県と北海道の回り持ちで毎年開いている。今回は46回目で、本県開催は1999年の山形市以来3回目、酒田市では初めて。次回は北海道・登別市で開かれる。

東北・北海道の商工会議所会頭らが一堂に会し大震災からの復興などをテーマに意見を交換した
東北・北海道の商工会議所会頭らが一堂に会し大震災からの復興などをテーマに意見を交換した



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field