2011年(平成23年) 12月7日(水)付紙面より
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新年を手作りの「しめ縄飾り」で迎えようと5日、鶴岡市女性センターで講習会が開かれ、市内の女性たちが自分たちで縄をない、松ぼっくりなどをあしらってモダンなしめ縄飾りを作った。
同センターが毎年この時期に開いている短期講座で、昨年までのおせち料理作りから少し趣向を変えて開催。市内の女性18人が参加した。
講師は、酒田市松山地域を拠点にドライフラワーやリース作りを指導している女性3人グループ「うさぎの尾っぽ」の長堀みさ子さん(上北目)、斎藤光子さん(山寺)の2人。
参加者はまず、長さ1・5メートルほどの古代米の稲わらを使い、縄ないに挑戦。2人1組になり、1人がわら束の根元を持ち、もう1人が3つに小分けしたわらをねじり、なっていった。直径3センチほどの縄が出来上がると、赤い穂先を生かしたリース風の輪や、来年の干支(えと)にちなんで首を持ち上げた龍、ハート型など、それぞれの好みの形にし、松ぼっくりやトウガラシ、ツルウメモドキ、食用ホオズキ、金銀の水引などをあしらった。
稲わらの香りに包まれた会場で、長堀さんらから「あまりうまく作り過ぎると、家族から『どこで買ってきた』と言われる。自分のやり方でいい」「小物はびっしりくっつけず、空間をうまく使って」などアドバイスを受けながら、楽しそうに取り組んでいた。