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2011年(平成23年) 12月15日(木)付紙面より

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鶴岡高等養護2年生がミュージカル熱演

 鶴岡市の鶴岡高等養護学校(畑山淳一校長、生徒53人)の2年生18人が13日、オリジナルのミュージカル「ハート&ハート?キズナ」を市ゆうあいプラザかたぐるまで上演した。東日本大震災を踏まえ、「絆」をテーマに作ったもので、歌あり踊りありの熱演に、客席から大きな拍手が送られた。

 ミュージカル公演は、昨年度から学校祭向けに取り組んでいる。今年は震災を踏まえて同校教諭が脚本、作詞・作曲を手掛けたオリジナルで、10月半ばから練習に励み、11月23日の学校祭で発
表。好評だったことから、より多くの人に見てもらいたいとこの日、かたぐるまの協力で初めて外部公演を行った。同施設の利用者や一般、合わせて約100人が鑑賞した。

 ストーリーは、震災で店を失った商人モハメッドが、友人のヌーマンにオリーブの油つぼを預け、エジプトに出稼ぎに行く。つぼにはひそかに金貨を入れておいたが、6年後に戻ってみると、金貨がなくっている―という展開。自立への思いなどを絡めながら2人の心の揺れや固い友情を表現した。

 モハメッドが旅立つときの「自分の力を試すため、自分の道を開くため」、出稼ぎ先で古老役が働く喜びを歌う「命ある限り輝いていたい」といった思いのこもった歌詞やせりふ、生徒の華麗なピアノ演奏などで、熱気に満ちたステージを展開。フィナーレで全員が踊り、歌うと、大きな声援と拍手が送られ、感動で目頭を押さえる観客もいた。

 モハメッド役の荒川晴香さん(16)は「真剣に見てもらい、とてもうれしかった。自分も胸がいっぱいになった」、双子のきょうだいでヌーマン役の荒川義樹さん(16)は「せりふを覚えるのは大変だった。緊張したが、大勢のお客さんに喜んでもらい、楽しかった。また、やりたい」と満足そうに話した。

大きな声援と拍手が送られたフィナーレ
大きな声援と拍手が送られたフィナーレ



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