2011年(平成23年) 12月16日(金)付紙面より
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庄内町立余目第三小学校(本田淳校長)の6年生が15日、町役場で開会中の町議会12月定例会を傍聴した。JR余目駅前に建設が予定されている新産業創造館や「まちなか温泉」整備の課題などを話し合う町議と町当局の様子を、児童たちが興味深く見守った。
同校は、社会科の授業で学ぶ議会のシステムや役割を児童たちから実際に見聞きしてもらおうと、昨年度初めて町議会の傍聴を6年生の社会科の授業に取り入れた。
この日は6年生38人が本田校長や担任の教員と町役場を訪れ、一般質問の様子を見学した。はじめに齋藤秀紀議員が「温泉源を新エネルギーとして利用することを検討すべきでは」「庄内町に集まった米を科学的に分析し、おいしさの秘密を探るなど活用できないか」などを質問。これに原田眞樹町長や担当課長などが答弁する様子に、児童たちはメモを取るなど真剣に耳を傾けた。
傍聴後、大山史穏君(12)は「大人の議会は難しい言葉が多く、メモを取るのに苦労したが、新産業創造館や温泉施設の話はとても興味深く聞いた。町づくりは多くの意見を交換しながら、いろいろな方法を探っていくことが分かった」と話していた。