2011年(平成23年) 12月20日(火)付紙面より
ツイート
山形市在住、出身の女性たちでつくる合唱団「Funny Company」(ファニーカンパニー、愉快な一座)の公演『Viva!Women―茨木のり子を歌う』が18日、鶴岡市中央公民館で開かれた。
同合唱団は、合唱指揮者高橋直子さんを座長に、女声合唱団「コールファンタジー」や劇団山形所属の平野礼子さん(舞台監督、朗読)、作曲家の木島由美子さん(音楽)などがメンバー。今年3月には山形市の文翔館で、『Viva!Women―茨木のり子を歌う』のタイトルで公演している。
今回の公演は、鶴岡市ゆかりの女流詩人・茨木のり子さん(1926―2006年)の詩を全国に発信する活動に取り組んでいる「茨木のり子六月の会」(黒羽根洋司代表)が主催した。
ステージでは茨木さんの作品「わたしが一番きれいだったとき」「自分の感受性くらい」「笑う能力」などの代表作にメロディーを付けた楽曲12曲が、ユニークな振り付けとともに次々と披露された。また、曲の合間に「あほらしい歌」「答」などの作品の朗読や曲の詩にちなんだユーモアあふれるコントも披露され、会場に訪れた人たちは“茨木のり子の世界”にじっくり浸っていた。
公演の収益金の一部は、東日本大震災の被災者へ義援金として寄付することにしている。