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2011年(平成23年) 2月26日(土)付紙面より

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牛乳パック集め車いす2台寄贈 酒田市の亀城 松原 港南の3小学校児童会

 酒田市の酒田三中学区内にある亀城、松原、港南の3小学校児童会は24日、協力して集めた牛乳パックを換金し購入した車いす2台を、同市の日本海総合病院に贈った。

 3校児童会は連絡協議会を組織して日ごろからさまざまな場面で連携。2000年からは「何か他の人に役立つことを」と毎年、合同のリサイクル活動を続けており、児童や家族をはじめ地域住民にも呼び掛けて集めたアルミ缶などの売却益で購入した車いすを、同病院や市社会福祉協議会に贈呈している。今年は、各校で回収した各種リサイクル品のうち牛乳パック5000枚ずつを持ち寄り、計1万5000枚を市を通して換金し車いす2台を購入した。

 この日は、3校の児童代表と引率の教員合わせて9人が同病院を訪問。代表して港南小プロジェクト委員長の花岡慶弥君(6年)が「みんなの頑張りで今年は2台を贈ることができる。ぜひ役立ててください」とあいさつし、亀城小エコボランティア委員長の田中丹梨(あかり)さん(同)、松原小資源活用委員長の横沢悠君(同)らが、同病院の佐藤三紀副院長兼看護部長らに車いすを手渡した。

 佐藤副院長が「一人一人の優しさと思いやりがいっぱい詰まった車いす。胸が熱くなった。大事に使わせていただく」とお礼。3校に栗谷義樹同病院理事長名の感謝状が贈られた。同病院では「1日に1400人ほどの患者が来院する。高齢者や体の不自由な方もおり、車いすはいくらあってもいい」とし、玄関などに置いて利用してもらうことにしている。

3小学校児童会の代表が車いすを贈った
3小学校児童会の代表が車いすを贈った


2011年(平成23年) 2月26日(土)付紙面より

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色鮮やか春の玉手箱 伝統の「ひな菓子」作り最盛期

 3月3日のひな祭りを前に、庄内の各菓子店で「ひな菓子」作りがピークを迎えている。

 庄内のひな祭りは3月3日、または月遅れの4月3日に祝い、ひな人形とともにタイや野菜、果物など縁起物をかたどったひな菓子を飾る風習がある。

 庄内のひな菓子は、白あんに求肥(ぎゅうひ)などを混ぜて練った生菓子の「練り切り」が伝統的に用いられる。練り切りでさまざまな形の菓子を作るのは全国でも珍しく、北前船で京都から技術が伝わり独自の発達をしたとされる。

 鶴岡市の老舗菓子店「木村屋」(吉野隆一社長)では今月に入ってひな菓子の注文が増加。24日は同市宝田一丁目の工場で、従業員がトマトや桃、ミカンなど約20種類のひな菓子作りや箱詰め作業に追われた。

 従業員たちは手作業で食紅などでひな菓子に色を付け、乾きを抑え光沢を出す「つや出し寒天」をかけるなどし、さらに筆や美術用のエアブラシ、竹へらなどを使って細部まで丁寧に仕上げていた。近年は北海道から沖縄まで全国各地から注文が増えているという。

 吉野社長は「華やかなひな菓子は鶴岡の文化を表現したもの。玉手箱を開いたかのようにお客さまが驚き、喜んでもらえるような商品を後世に伝えていきたい」と話し、「今シーズンはごくわずかだが、赤いタイの代わりに庄内らしくクロダイのひな菓子が入っている箱がある。遊び心も大事にしたい」と語った。

色鮮やかなひな菓子を1つずつ丁寧に箱詰めした=鶴岡市の木村屋工場
色鮮やかなひな菓子を1つずつ丁寧に箱詰めした=鶴岡市の木村屋工場



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