2024年12月3日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 3月2日(水)付紙面より

ツイート

庄内地方 13高校で卒業式

 庄内地方の公立高校13校で1日、卒業証書授与式が行われ、卒業生たちが3年間を振り返りながら万感の思いで学びやを巣立った。

 県立酒田西高校(小柳秀記校長、生徒540人)では、胸にコサージュを付けた卒業生148人が、在校生や保護者らの拍手に迎えられて会場の同校体育館に入場した後、午前9時半に開式。小柳校長が卒業生一人一人に、「おめでとう」と声を掛けながら卒業証書を手渡した。続く式辞で「3カ年にわたる高校生活のさまざまな思い出すべてが成長の証しである。将来の糧として刻まれることを願ってやまない。人は学びを通して成長し続ける。いつまでも学ぶ姿勢を保ってほしい。一人一人が実り多い人生を送られることを祈る」と、はなむけの言葉を贈った。

 来賓祝辞に続き、在校生を代表して生徒会長の柴田慈仁(なりひと)君(2年)が「自分を磨き、いつも挑戦することを忘れずに前進する先輩方は、私たちが見本とする姿でもある。先輩方から学んだ努力することの素晴らしさと仲間を信じることの大切さを忘れず、この学校の素晴らしい伝統を受け継ぎ、よりよい学校にしていくことを誓う」と送辞。

 卒業生代表の佐藤敬規君が「少し大きめの制服に身を包んで入学してから、はや3年が経過した。卒業が近づくにつれて、さまざまなことを思い出すようになった。1年のときから生徒会にかかわり、仲間と一緒になって味わった達成感は、一人のときの何倍にも感じられた。在校生の皆さんにも、そうした付き合いを大事にして『西高で学んで良かった』と思えるよう頑張ってほしい」と答辞を述べた。

 全員で「蛍の光」を斉唱した後、吹奏学部が演奏する「ゆず」の「栄光の架橋」と出席者の温かい拍手に包まれながら、会場を後にした。

 庄内地方では、公私立、定時・通信制課程を含め12日までにすべての高校で卒業式が行われる。

卒業生一人一人に卒業証書が贈られた=酒田西高
卒業生一人一人に卒業証書が贈られた=酒田西高


2011年(平成23年) 3月2日(水)付紙面より

ツイート

「鶴岡雛物語」本格スタート

 城下町・鶴岡に伝わる雛(ひな)人形を展示・紹介する「鶴岡雛物語」が1日、鶴岡市内の各会場で本格的にスタートした。赤い毛せんの上に並んだ優しい表情の人形たちが迎え、初日から1年ぶりの「再会」を心待ちにした女性ファンらが足を運んだ。

 市内の各観光施設や関連団体などでつくる鶴岡雛祭り実行委員会(委員長・酒井忠久致道博物館長)が1995年から毎年この時期に開催。今回は、4月3日までの日程で荘内神社宝物殿、致道博物館、松ケ岡開墾記念館、龍の湯・蔵ギャラリー氷室、旧風間家住宅・丙申堂、旧白幡邸、三井家蔵座敷の有料7施設と、湯野浜温泉街と鶴岡各商店街の各店(見学無料)の計9会場で雛人形を展示。期間中はほかに雛菓子作りなどの体験教室や講演会などを企画している。

 このうちこの日から展示が始まった致道博物館では、藩主の隠居所だった畳敷きの「御隠殿」を会場に庄内藩主・酒井家伝来の雛人形や熊本藩細川家から輿(こし)入れした密姫が持参した両家の紋入り雛道具など150点を展示。段飾りの豪華な古今雛や質実な有職雛をはじめ、市内の個人が所有する愛くるしい稚児をかたどったふくよかな御所人形の段飾りを初めて展示。同市出身で都内在住の石井敦子さん(45)は「お雛さまが大好きで、展示に合わせて帰省した。一つずつ違うお顔や衣装など尽きない魅力がある。見るというよりも、『会い』に来る感じ」と話していた。

 一方、庄内一円で繰り広げられる「庄内ひな街道」と、新潟県村上市の「町屋の人形さま巡り」、秋田県にかほ市の「にかほひな街道」を加えた「日本海ひな街道」も3県32会場で4月初めまで行われている。

「鶴岡雛物語」が本格的にスタート。致道博物館では初公開となる愛くるしい御所人形の段飾りなどが展示された=1日
「鶴岡雛物語」が本格的にスタート。致道博物館では初公開となる愛くるしい御所人形の段飾りなどが展示された=1日



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field