2011年(平成23年) 7月9日(土)付紙面より
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「菜の花キャンドル」で家庭で穏やかな時間を―。三川町観光協会は、22日から来月5日にかけて「菜の花キャンドル」作り講習会を町公民館で開催する。作ったキャンドルは家庭に持ち帰り、キャンドルナイトの実践に役立ててもらう。
町の花として栽培に取り組んでいる菜の花の油を活用するとともに、節電対策が求められる今夏、夕食や入浴時など家庭でのキャンドルナイトの実践などエコな生活提案として初めて企画した。
キャンドルは、町内産菜の花油をカップに入れて凝固材で固めて作る。油の色そのものという、鮮やかな“菜の花色”に仕上がる。サイズは直径3センチ、高さ4センチほどと小ぶりだが、3時間ほど燃焼するという。講習会では1人5個を持ち帰ることができる。
同観光協会では「8月のお盆ごろに町内の大ケヤキに菜の花キャンドルをともすイベントも計画している。今年の夏はぜひ、菜の花キャンドルでゆったりとした時間を」と話している。
開催日は22日(午前10時、午後2時、午後7時半)、23日(午前10時、午後2時)、29日(午前10時、午後2時、午後7時半)、8月5日(午前10時、午後2時、午後7時半)の計4日間、全11回。参加費は無料で町民以外も参加できる。定員は各回10人程度。申し込みは同観光協会=電0235(66)4656=へ。
2011年(平成23年) 7月9日(土)付紙面より
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鶴岡市の三瀬小学校(山田健二校長、児童75人)の5年生が8日、三瀬地区内の川で水質調査を行った。胴付き長靴を着けて川に入り、石をひっくり返したり、よどみの中をたも網で探ったりし、汚れの指標となる虫や魚など水生生物を採取した。
水質調査は、1999年度から毎年、5年生が総合学習で取り組んでいる。三瀬地区を流れる川の水質を調べ、川をきれいにするため竹炭を作り、川底に埋めるまでを実際に体験しながら学ぶ。
今年は5年生16人が事前学習で、地区内の川の位置や流れる方向などを調べ、本番の水質調査に臨んだ。この日は市環境課調整主任の齋藤優さんら3人が講師に招かれ、はじめに校内で座学。川の汚れの原因は、その多くが生活排水であることなどを学んだ。
その後、児童たちは3班に分かれ、水無川と西川(農業用水路)の合流点、三瀬川と降矢川の合流点、学校近くの降矢川の3カ所で、それぞれ水温や川幅、流速、水の濁りの有無などとともに、水生生物を探した。
このうち学校近くの降矢川は、水は濁りが少なく、においもしなかった。児童4人がたも網で石の下などを探ると、ドジョウや水生の昆虫、アメンボなどが多く捕れた。鈴木悠雅君(10)は「いつも見ている川にいろいろな生物がいて、すごいと思った。予想より水質はきれいだった」と話していた。
今後、7月中に竹炭を作り、秋までに川底へ埋める予定という。