2011年(平成23年) 8月2日(火)付紙面より
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鶴岡市の堅苔沢漁港で31日、「第11回堅苔沢海の運動会」が開かれ、地区住民などが海上綱渡りなど趣向を凝らした競技で海に親しむイベントを繰り広げた。
都市化などで漁村への関心が薄れる中、地域を愛する心をはぐくみ活性化につなげようと、堅苔沢自治会(本間仁一会長)、地元住民による地域おこしグループ「おらほの未来を語る会」(山村肇会長)の主催で、1995年に始まった。以来、悪天候で海が荒れた時以外はほぼ毎年開催している。
この日は港内を会場に、2隻の漁船の間に張ったロープを滑車や素手で渡る「水上ターザン」や「水上綱渡り」、海面に浮かべた発泡スチロール板の上を走る「忍者水上渡り」など、港を利用した7競技が行われた。
このうち「水上ターザン」には地区内外の小学生から大人まで約20人が参加。ジャマイカ、中国出身の庄内在住外国人なども招待されて競技に挑戦した。滑車につかまり勢いをつけて海上に飛び出したが距離が伸びず、体を前後に大きく揺すりながら前進しようとする参加者もおり、会場に集まった家族連れなどから大きな拍手と声援が飛んでいた。
2011年(平成23年) 8月2日(火)付紙面より
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鶴岡書道会(佐藤政一会長)の夏季書道練習会(鶴岡市教育委員会、荘内日報社、致道博物館後援)が1日から、鶴岡市の朝暘第一小学校で始まり、子供たちが「涼しい風」などの課題に取り組んでいる。
今年で78回目を迎えた伝統の練習会。夏休み期間中、書道会会員の講師から手ほどきを受ける。今年は普通部と大字部に、幼児から高校生までの延べ約200人が5日まで5日間、練習に励む。
初日の1日午前、体育館で行われた大字部の練習には約30人が参加。小学1年生が「かに」、同3年生が「青いうみ」、同5年生が「涼しい風」など学年ごとの課題に取り組んだ。じっとしていると汗ばんでくる暑さの中、講師から「太い字で思いっきり」「つながりのあるところは休まず、一気に」などアドバイスを受け、児童らは真剣な表情で太い筆を運んでいた。この練習会は今年で3年目という斎藤有真君(11)=朝暘六小5年=は「うまくなってくると、書くのが楽しい」と話した。
清書作品は審査され、7―9日の午前9時―午後5時に朝暘一小体育館に展示される。